2023年の紅白について語る
先日、2023年を締めくくる『NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表された。今年も出場者内定のニュースが一部で報じられ、げんなりさせられたが、忘れてはいけない大きな動きがアイドル界では勃発した。
今年のテーマは「ボーダレス -超えてつながる大みそか-」。出場歌手は44組で、初出場は紅組が5組、白組が8組となった。選考基準は「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3点を重視していて、今回は新たに「紅白出場歌手に対する人権尊重のガイドライン」となるものを作成している。
K-Popが目立つ「紅組」
乃木坂46(9)
櫻坂46(3)
NiziU(4)
MISAMO(初)
LE SSERAFIM(2)
新しい学校のリーダーズ(初)
ano(初)
Perfume(16)
坂道シリーズは2枠獲得。昨年出場した日向坂46は残念ながら落選となってしまったが、その代わりに櫻坂46が返り咲く形となった。おそらく今後は2枠でローテーション化し、来年は日向坂、再来年は櫻坂と交互に出場するのかもしれない。もしくは公式ライバルグループ「僕が見たかった青空」が入るなんて可能性もなくはない。坂道枠を巡っては争奪戦が始まっているようだ。
デビュー時の勢いが凄まじかったNiziUは今年も出場権を獲得。先日は韓国の音楽番組で1位を獲得し、韓国進出はとりあえずクリアしたようで一安心。昨年、初出場となったLE SSERAFIMは日本デビュー前だったことから賛否両論の声があったが、今年は払拭するかのようにどの楽曲もバズり、安定な人気を誇ったと思う。来年はNewJeansと入れ替わるのかそうでないのか注目したい。TWICEの派生ユニットで、日本人メンバーで構成されたMISAMOは正直なところ、あまり勢いを感じることはなかった。それなりにメディアに露出はしていたものの、紅白出場は意外だった。
新しい学校のリーダーズ、anoの初出場は納得。リーダーズは別のスケジュールが入っていたとかで会見を堂々と欠席し、個人的には度肝を抜かれたが、楽曲やその他諸々と勢いは非常に感じられた。anoもソロアイドル枠と呼んでいいのかは不明だが、会場を巻き込むであろう当日のパフォーマンスが楽しみである。
Perfumeは相変わらず出場権を難なく獲得しているが、(以下自粛)
旧ジャニーズゼロの「白組」
JO1(2)
Stray Kids(初)
SEVENTEEN(初)
BE:FIRST(2)
すとぷり(初)
純烈(6)
旧ジャニーズ事務所がごっそりいなくなったのは一目瞭然。そのため初出場組と2年連続出場組が目立つ結果となった。今年はJO1に代わってINIが出場すると予想していたが、LAPONEエンタテインメントの看板グループとして席を譲ることはなかった。昨年に続いて過去のヒット曲を歌うのか、はたまた今年リリースされた曲を歌うのか注目したいところである。BE:FIRSTはタイアップに恵まれ、4thシングル「Mainstream」が各種音楽チャートで116冠を達成する快挙を成し遂げた。CM効果もあってファン以外にも楽曲がしっかりと届いており、今勢いのあるボーイズグループだと思う。来年以降も楽しみだ。
賛否両論となったK-Pop枠からはスキズとセブチが初出場の権利を獲得した。前者はTHE FIRST TAKEに登場したことで紅白対策が予想されたが、まさにその通りになった。おそらく「CASE 143 -Japanese ver.-」を披露して会場沸かせるんだと思う。後者は13人組の大所帯グループで、本国でリリースしたアルバムがK-Pop史上初の500万枚を達成して話題となった。日本でもミリオンを記録し、史上最大規模のドームツアーを開催するなどノリに乗っている。日本人メンバーが在籍していないことから常連歌手になるかどうかは微妙だが、来年の勢いによっては後輩グループで日本人メンバーが多く在籍している&TEAMに引き継がれるような気がする。
純烈は今年から新メンバーを迎えた新体制となり、その話題性もあって出場が決定したと思われる。現在、秋元康監修の昭和歌謡男性グループのオーディションを行なっていることから来年は世代交代なんて可能性も出てくる。もちろんセールス次第だが、再起を目指す芸能人が多く参加している話題性やレコード会社がエイベックスと条件(?)は揃っている。こちらの動向も注目していきたいと思う。
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