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【#2】Turingum Weekly Newsletter

1週間のWeb3業界 注目ニュースをピックアップし、Turingumコンサルメンバーが、独自の視点でコメント&解説付きでお届けする
“Turingum Weekly Newsletter”  #2 
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レイヤー2ブロックチェーン周りの開発アップデート

今週も先週に引き続き、Ethereumのセキュリティを受け継ぎながら早く安い処理を可能とするレイヤー2プロジェクト周りでアップデートがありましたのでご紹介します。

StarkNet L3でDAにCelestiaを選択できるように開発中

https://twitter.com/Starknet/status/1752014804972134668
StarkNetレイヤー3とは、StarkNetというゼロ知識証明を用いたレイヤー2の上に構築される、さまざまな独自ブロックチェーン達の総称です。
同様の構造を持つものとして、Arbitrum Orbitなどがあります。
このStarkNetのレイヤー3に、データ保管専用ブロックチェーンであるCelestiaを統合できるようにすると発表しました。レイヤー3で起きた取引等を安全に安く保管できるようになることで、更なる取引コストの削減が可能になります。

新興のL2であるLayer N、Closed Testnetで120,018TPSを記録

https://twitter.com/LayerN_Official/status/1752351380365525378
EigenLayerという、独自のDAを備えたレイヤー2が出しているEigen DA (データ保管機能) があるのですが、そちらを活用した新興のレイヤー2であるLayer Nが、Closed Testnetで秒間12万取引を記録したというものです。

Swell, LRT(Liquid Restaking Token)をローンチ

https://x.com/swellnetworkio/status/1752042478243611134
Eigen Layerでは、Eigen LayerにStakeされたETHをEigen Layerのセキュリティー向上に役立てるRestakingという仕組みがあります。
Swellは、このRestakingまでをラップして行ってくれるLRT (Liquid Restaking Token)というものをこの度ローンチしました。

先週の大型イベント

SolanaのDEXアグリゲーターであるJupiterの独自トークン、JUPのローンチ

https://twitter.com/weremeow/status/1752350247689589199
先週最も大きかったイベントは、JUPの上場でしょう。
Binance含む、各種大手海外取引所に複数同時上場がなされました。
また、Solana上ではDEXにて多額の流動性供給が行われ、早押し合戦が行われました。ですが、Solanaはダウンすることなく稼働し続けました。

日本のニュース

日本のレバ2倍規制緩和が暗礁へ

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB255XZ0V20C24A1000000/
日本では、個人の暗号資産の証拠金取引に対して2倍以上のレバレッジをかけられないという規制があるのですが、その倍率の向上に向けた話がJVCEA及び金融庁内部の部署で進められていたようです。ですが、金融庁内部の別部署から待ったがかかりこの規制緩和が暗礁に乗り上げています。

DAO、合同会社として整理

https://www.fsa.go.jp/news/r5/shouken/20240201/20240201.html
トークンを保有している際に、一定の条件で社員と看做せるようにする内閣府令案が現在パブリックコメント受付中になりました。
DAOは任意団体とみなされることがほとんどでしたが、日本国の合同会社として整理することが可能になるでしょう。

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今週のNewsは以上です!

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