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【釣り情報】アカカマス釣り方・生態を詳しく解説!!
アカカマスは、味や大きさからカマスの中でも高価で人気がある魚です。刺身や焼き魚、フライ、酢〆、みりん干しなど、どんな食べ方でも美味しいアカカマスは、釣りでもエサに食らいついてくる力強さからヒット後のファイトを楽しめます。今回のコラムでは、アカカマスの基本情報や分布、特徴、釣り方などを紹介します。
アカカマスの基本情報
■名前:アカカマス
■由来:アカカマスは、漢字で「赤叺」と書きます。「叺」とは、長方形の莚を二つに折って袋状にしたものを言い、昭和30年代まで水産業で盛んに使われていました。この叺のように口が大きい魚と言う意味で「カマス」と呼ばれるようになったと言われています。
また、ヤマトカマスよりも体色が赤いことから「アカカマス」と呼ばれるようになりました。
■分類:スズキ系スズキ目サバ亜目カマス科カマス属
■旬:釣りの旬は、水温が上がってくる5月頃~10月頃までの初夏から秋がメインとなります。アカカマスは、群れで行動しているので、1匹釣れれば、連続で釣れるでしょう。食べて美味しい旬は、夏の終わりから秋です。
産卵直後は、体力を消耗し体に脂が残っていないので、産卵後の体力が回復した秋以降や産卵前の春先がおすすめです。
■大きさ:30~40cm近くまで成長します。
■種類:世界中で21種類のカマス科が確認されていますが、日本近海ではアカカマスやヤマトカマス、アブラカマスなど9種類が生息しています。ルアーで狙うと面白いオニカマスなどもいますが、主にアカカマスとヤマトカマスが釣りのターゲットとして知られています。
■繁殖期:アカカマスやヤマトカマスは、6~7月頃が産卵期となります。海中にばらまかれた卵は、稚魚になるとエサが豊富な沿岸の藻場に集まり、成魚になるとイワシやイカナゴ、キビナゴの群れを追って沿岸を回遊します。
アカカマスが釣れる生息地
北海道から九州南岸の日本海、東シナ海、太平洋沿岸、瀬戸内海、屋久島、奄美大島、沖縄島などに広く分布していますが、温かい海域を好むので、主に房総半島以南に生息しています。海外では、朝鮮半島、済州島、黄海、西太平洋などです。
生息場所
沿岸域から沖合の比較的浅場に生息していますが、アカカマスは大型になると水深100m以上の海域に移動します。
アカカマスの特徴
アカカマスは、体長40cm程度の中型魚で口先がとがった細長い体型が特徴的です。魚食性で口が大きく鋭いトゲのような歯が並んでいます。また、ヤマトカマスとは違い腹びれが背びれより前にあり、体の側面に縦帯が見られ全体に赤みを帯びているのがアカカマスです。
群れで行動してイワシやキビナゴなどを捕食しますが、貪欲で攻撃的な魚として知られています。
アカカマスの釣り方
アカカマスは、ルアーフィッシングやサビキ釣りなどが一般的な釣法です。群れにあたるとたくさん釣れるサビキが有利ですが、岸から遠い群れにはジグを投げ込んでみると釣果が上がります。
また、アカカマスは、港を中心に砂浜、磯、波止などいろいろな場所で釣れますが、メバルやシーバスが入っている場所にいることがあるので、情報はこまめにチェックすることが大切です。アカカマス釣りに最適な時間は、早朝と夕方のマズメ時です。
●ルアー釣り
アカカマスは、どんなルアーにも反応しますが、その時に追いかけているエサによってルアーを変えることが大切です。早めの巻きやトウィッチで反応させてメバル用の仕掛けを使った釣法が中心です。
・ロッド
7フィート以上のロッドであれば、ロングキャストを繰り返して広範囲で探ることができます。適度な柔らかさのあるロッドを選びましょう。
・リール
リトリーブの時に安定して巻き取りができるダブルハンドルがおすすめです。ロッドとのバランスを考えると2000番台程度の大きさが良いでしょう。
・ライン
PEライン0.4~0.8号にフロロカーボンリーダー3~5号、もしくは、太刀魚用のワイヤリーダーがおすすめです。
・ルアー
アカカマスがどこの棚にいるのかわからない時は、メタルジグがおすすめです。アカカマスが表層にいることがわかっている場合は、ジャークやトウィッチでアピールできるミノープラグが効きます。
●サビキ釣り
コマセを使ったサビキ釣りは、複数の疑似餌が付いた特殊な仕掛けをして釣る方法で初心者でも楽しめます。アカカマスを釣る時は、フラッシャー付きのカマス専用のものが市販されているので利用すると良いでしょう。
サビキ釣りの場合は、エサを使わずにキャストするメタルジグサビキを試してみても面白いでしょう。
その他の道具は、基本的にルアー釣りと同様のものを使用できます。
アカカマスを釣る時の注意点
アカカマスは、小魚を追って大きな群れで回遊してくる魚なので、1匹釣れれば大漁の可能性があります。釣り方もルアーやサビキで狙うことができるので初心者やファミリーでも楽しめるターゲットですが、鋭い歯を持っているので釣り上げたら噛まれないように注意しましょう。
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