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【釣り情報】メバルの釣り方・生態を詳しく解説!!

メバル。姿を思い浮かべることができますか?あの目の大きい魚です。 漢字では「眼張」と書きます。メバルはこの目の大きさを利用して、上から落ちてくるエサを捕食することができるのです。
またメバルはニシンやサワラなど共に「春告魚」(はるつげうお)と呼ばれ、春の訪れを告げる魚としても知られています。そんなメバルは脂がのる春先から初夏が旬とされています。

メバルは脂っぽさはなく淡白で、煮付け・塩焼き・唐揚げ・刺身とどんな調理によってもおいしく頂けます。メバルは愛嬌のある顔に似合わず、活発に行動し動くものに敏感に反応する習性があり、引きも強いので釣り人に人気のある魚です。
今回は、そんなメバルの基本情報から分布場所、釣り方をご紹介します!!

メバルの基本情報

■名前: メバル

■由来: 由来はいくつかあります。
目の大きさや形(目が張っている)から「眼張(めばる)」に由来するというのが一般的です。
また、メバルは海藻付近に生息しあまり移動しないことから、休む魚と書いて「鮴(めばる)」とする場合もあります。

■分類:スズキ目カサゴ亜目メバル科メバル属

■旬:春から夏にかけてが旬で市場に多く出回るようになります。
秋から冬にかけて産卵を終えて痩せたメバルが、エサを食べて太り脂がのって旨味を増します。
ただ、メバルは日本沿岸で幅広く捕獲されるので場所によって旬や流通量にばらつきがあります。

■大きさ:成魚は大体25センチ前後のものが多いですが、大きいものになると35センチを超えるものもあります。

■種類:メバルは9種類あるメバルの仲間の総称です。日本近海には、アカメバル、シロメバル、クロメバルの3種類が生息します。
従来は1種と考えられていたものが近年になって分類されました。回遊性の低いアカメバル、シロメバルの方がクロメバルより美味だといわれています。

■繁殖期:11月前後に交尾、12月から2月に出産します。
メバルは、カサゴなどと同じく卵を産卵することはせず、体内で受精して卵を孵化させた上で、小魚の状態で生む「卵胎生」です。

メバルが釣れる生息地

アカメバルとシロメバルは、北海道から九州の沿岸まで南北に広く分布しますが、とりわけ九州では多いようです。
クロメバルは生息域が狭い範囲に限られているようで、太平洋側では茨城県あたり、日本海側では山陰沖で生息しているようです。

生息場所
アカメバルやシロメバルは岩礁域や海藻のある場所を好みます。クロメバルは回遊性の魚のためか外洋に面した場所に生息します。

メバルの特徴

夜行性のため夜になると活発に動き出します。岩礁域を群れて立ち泳ぎをしながら、遊泳をします。目の大きさの通り視力がいいです。肉食性で幼魚時には小型の甲殻類を、成魚になると甲殻類や小魚を捕食します。
クロメバル、アカメバル、シロメバルは色で見分けることもできますが、ムナビレの数で見分けるのが一番正確で、それぞれ16本、15本、17本です。

メバルの釣り方

メバルの釣り方は、ルアー釣りがメインですが、浮き釣りは堤防でもできるため初心者の方におすすめです。

●浮き釣り

・ロッド
4.5~5.3メートルの万能サオがいいでしょう。

・ライン
 0.8~1号のものを使いましょう。

●ルアー釣りの場合

・ロッド 
7フィート6インチ前後のメバリング専用のものを使います。

・リール
 1000番~2500番台の小型のスピニングリールを使うとよいです。

・ライン
 ナイロンやフロロカーボンラインの2~4ポンドがおすすめですが、PEラインを使ってもよいでしょう。ソフトルアーにジグヘッドを組みわせて使うのが一番オーソドックスです。

メバルを釣る時の注意点

メバルを釣る際は、とにかくあせらないことです。アタリが来てすぐに引き寄せると、その魚が逃げるだけでなく群れごと移動してしまうこともあります。
エサを引くときもメバルが追いやすいように、ゆっくりとサオを動かしましょう。
ただし変化をつけることは必要ですので、適度にサオを動かして、メバルとの駆け引きを楽しんでください。

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