劇場がなくなる。

5月6日。
道頓堀にあるZAZAという劇場が閉館しました。

芸人になってからとてもお世話になった劇場です。
芸人になる前からお世話になっていた劇場でもあります。
閉館後は移転して６月にオープン予定だそうです。

舞台に携わるようになってからたくさんの劇場の閉館を見ました。
僕が知ってるだけでも扇町ミュージアムスクエア、精華小劇場、森之宮プラネットホール、シアトリカル應典院、シアターBRAVA！、音太小屋etc…
これがここ20年の大阪のなくなった劇場です。もっとあると思います。

ZAZAで初めて公演したのは2017年だったでしょうか。
そこから毎年舞台に立たせていただいていたのですが、はやり病のため公演が中止になって。
そこからまさか芸人になってまたあの舞台に立つとは思ってもいませんでした。
毎回楽屋をどう使うか？というのに悩んでいたことも今ではいい思い出です。

「閉館する」「なくなる」と言われて最後に立つことができた舞台、スタッフとして携われた劇場、見ることしかかなわなかった劇場たくさんありますが、やはりなくなってしまうというのは悲しいものです。

ただなくなるものあれば新しくできるものもあるわけで。
今お世話になっている劇場の一つは新しくできたところですし、もう一つは移転して新たなステージとして稼働している劇場。
そしてずっと変わらない劇場もあります。

よしもとの劇場だって、梅田花月や京橋花月がなくなったり、baseよしもとから５UPよしもとになり、今の漫才劇場があるわけですから。
神保町よしもと漫才劇場も神保町花月のころにお世話になりました。

今月は新たな劇場でライブがありますが、来月は新しなった新世界ZAZAでライブがあるかもしれません。
というかZAZAも間借り劇場なんですけどね。

新しいところは不安半分楽しみ半分。
それは舞台に立つ側でも裏で支える側でも変わりません。
でももう少し、いろんな劇場があるといいなと思うのは欲張りなんですかね。