【雑感】自民党総裁選2024:まずの評価は組閣待ちかな、と。
「自民党総裁選2024」、事前の決選投票になるだろうの予測通りに、高市先生、石破先生での決選投票を経て、石破茂先生が新総裁に選出されました。
1回目の投票でが高市先生が党員票1位、議員票も石破先生よりは上位との優勢でしたが、2回目の決選投票で石破先生が逆転された形です。
議員票、党員票の双方で差をつけられていますから、これは仕方ない。
個人的には、特に議員票については、小泉先生(ガースーさん)の分と、その他にはやはり、あの狂乱めいた応援団(党外含む)に嫌気がさしていた方が一定数以上おられた、といったところと見ています。これはもう、ご本人というよりは、推薦人に代表される「高市先生のチーム」の練度が低かった、との評価しかできません。要は「推薦人の皆さまが不安要素をはじくべきでした」といったところ。
党員票は石破先生のいわゆる「地方どさ回り」が結実したとの感じで、都市部ではおおむね高市先生がとられていることを踏まえると、まだまだ地方からの積み重ねを大切にしていかないととの事でもあるのかな、、政策にもいい意味で反映されていくとよいのですが。
うーん、決まった以上は仕方ないですが、騒ぐ輩が多そうだなぁ。
ちなみに私は今回は「小林鷹之先生」に一票を託しました。元々は高市先生か青山先生(衆院蔵替前提)にと思い、数年前から党員登録をさせていただいていたのですが、政策論議や周辺のチームビルドなどを拝見して小林先生に、、個人的には先日まで地元の代表であった松本洋平先生(今は区割り変更でお隣に)が推薦人代表をされていたのも大きかったです。
ほぼほぼ知名度がない中での総合5位(議員票4位)は十分に次回につながる結果だったのではないでしょうか。ご本人も今後もチャレンジしていきますと話されていますので、政策の方向性がよほど大きくずれない限りは、引き続きに応援していきたいところです。
とりあえずは、組閣を楽しみに待ちたいところですが、自民党の場合は総裁選を戦った方々にはそれなりの役職が割り当てられるので、決選投票で相まみえた高市先生はもとより、小泉先生、林先生、小林先生等の皆さんに、それなりの重職をお願いしたいところでもありますが、こればっかりは石破先生が党内融和を図るかどうかが、一つの基準になりますかね、、あと岸田先生も。
個人的には、小泉先生の官房長官とかは面白そうとは思っています、修行もかねて試してほしい(というか、政策論議を伺っている限り、実務はあかんでしょう)。
高市先生も負けたとはいえ、ほぼ半数の党内支持を得ています。これはある意味自民党内が2大政党化しているとも見て取れるわけで、、外相か防衛相あたりで実績と国外とのチャネルをつくってほしい。そういった意味では、小林先生も外相、防衛相あたりで経済安保の安定とも連関してほしいなぁ、とかも。
林先生は実績は十分ですので、どこでも、、いっそ国交省を公明から剥がしたりしたら面白いのですが。あと、岸田さん、副総理兼外相とかで残りませんか、麻生先生みたいに、、とか妄想しながら楽しみにしたいと思います。
なお、アジア版NATOは止めてほしい、この点は「クアッド」や「FOIP」との関係もあるので戯言レベルで終わらせておいてほしいところですが、、ここは石破チームの良識派に頑張ってほしい所、、あと「男系での皇統維持」もちゃぶ台返しは勘弁です、、きちんと提言通りにお願いします。
何はともあれ、石破先生、高市先生での決選投票にいたった時点で、どちらにも危うさを感じていたのですが、同じ危うさなら高市先生の方がまだよかった、が真情ではあります。
ただ、それでも思ったほどに喪失感がないのは、おそらくは本能的な部分で「ファシズムに寄りすぎている高市応援団(日本保守党とか、そもそも無関係のはずなんですけどね、、ミュートが捗ります)」への忌避感、危機感を無意識のうちに感じ取っているからかもしれません。
とりあえずは組閣体制がまずの判断基準と思いますが、、その時に「岸田さんカムバーック!」と叫ばないですむように願っています。まぁ、よほどのことがあったら地元の議員さんにも相談するでしょうけど。
なお、投票資格を持って初めての総裁選だったのですが、この2週間、非常に面白かったです。選挙自体は昔から極力行くようにしているのですが、それでも身近に感じられたのはやはり「総理大臣」に直結する選挙だからでしょうか、ご興味持たれた方は「年会費4,000円」で参加チケットが手に入りますので、是非。
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