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【雑感】自民党総裁選2024:リーダーに求められるのは広義での「国防(食糧安保、機会担保等も含め)」かなぁ、と。

防衛省統合幕僚監部は23日、ロシア軍のIL38哨戒機1機が同日、北海道・礼文島付近の領空を3度にわたって侵犯したと発表した。航空自衛隊のF15戦闘機が緊急発進(スクランブル)し、赤外線誘導ミサイルなどを攪乱(かくらん)する「フレア(火炎)」を発射した。対領空侵犯措置としてフレアを使用するのは初めて。

出典:「空自機がロシア軍機にフレア発射 対領空侵犯で初 日本政府は強く抗議」
(『産経新聞』2024年9月23日)

フレアは本来、相手からの攻撃に対する「囮(デコイ)」として使用されるものと思いますが、、何があったのでしょうか。一部の記事では「ソノブイを投下?」といった推測も出ているようで、確かにミサイル投下用の扉が開いている写真も「防衛省」から提供されているようですし、気になるところです(公式発表はあくまで”フレアによる警告等を実施”です)。

こちら踏まえ、自民党総裁各候補の反応を並べてみました。

高市早苗 先生

小林鷹之 先生

林芳正 先生(個人の立場での発信は難しい状況と思います)

林芳正官房長官は官邸で記者団に、訪米中の岸田文雄首相から国際法と国内法令に従って冷静かつ毅然(きぜん)と対応するよう指示を受けたと明らかにした。首相は米国をはじめとする関係国との緊密な連携や、国内と国際社会への適切な情報発信も求めた。

出典:「空自機がロシア軍機にフレア発射 対領空侵犯で初 日本政府は強く抗議」
(『産経新聞』2024年9月23日)

小泉進次郎 先生

上川陽子 先生
ちょうど外遊中と思いますので、少し遅れているのかな。外務省ページで確認できる最新の記者会見ベースでは、主に訪米での成果、あと対中での深圳の事件やALPS処理水周りといったところ、きちんと追及されていて頼もしい限りですね。対ロシアはそのうちに出てくれば追記予定です。

加藤勝信 先生

河野太郎 先生
石破茂 先生
このお二人については、ざっとみた限りで特に言及されている様子が無いような、、ご存じの方がいたらご教示いただけますと幸いです(動画などで出てる気もしますがさすがにそこまでは追い切れておらず)。

茂木敏充 先生

自民党総裁選の討論の中で、複数の候補者とともに、過日の中国軍の行為への対処が緩すぎて「日本がナメられている」旨の発信をしたことも、多少は影響したのかもしれません。

出典:「高市早苗先生、「X(旧:Twitter)」2024年9月23日ポストより」

なにやら物議を醸しだしてるっぽいこちらの発信内容、個人的には「ナメられてるから自衛隊が強気に出た」、「中国軍にナメられてるからロシアが強気に来た」のどちらとも取れますが、、

少なくとも高市先生も含めて、総理でもない一部政治家の言説に雰囲気で左右されるような自衛隊ではないと思いますが、、どちらかというと、自衛隊が強度を上げた対応をする必要があった不埒な振る舞いをロシア軍がしたのではないかとの点に着目しておきたいところ。

まぁ、高市先生の発信内容が取りようによっては過激であることも確かで、私個人としては高市先生"だけ"がこのニュアンスだったら正直頭を抱えますが、他の方の発信内容も見ると「日本の国防力強化の必要性は論をまちません」は今回きちんと発信されている方々の間では共通見解になっているのではないでしょうか、そういった意味では「自民党」は頼もしいですね。

抑止力との点では「手を出したら損をする(≒ナメられたらアカン)」もまた事実だと思いますので、そんなにズレた反応ではないかな、とご本人に限っていえば

気になるのは、おそらくはこれで沸き上がる「極右のファシスト」連中の動向(日本保守党や軍師気取りな似非ジャーナリスト etc…)。「高市先生以外にあり得ない」、「高市先生でないと日本が終わる」、「高市先生一択!」等々との過激な振る舞いに結びついていくことが想像に難くなく、その行き着く先は、、戦前と同じ轍は踏まないよう、自身のリテラシーも高めておきたいところです。

なんて、「左右の全体主義者(≒共産主義者)」は「一択さん」とかいう呼称がよさげだなぁ、なんて思いながら、、「多様性を叫びながら異論の存在を認めないモノ」も同じですよね、そういや。とかとか、レットウ民族の一人としてもつらつらと。

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