短歌20240822

三日月を 手に入れたくて 午前2時 砂糖を掬って 祈りをささぐ

海辺にて 打ち上げられた 貝殻は 寄るべなくして 夢を見ている

曇天の 空に伸びゆく 百日紅 灼熱散らして 夏空に咲く

カルピスの 泡が弾けて 夏の中 僕は永遠 空は遥かに

星屑を 散らして笑う この恋は 例えられない 誰も知らない

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