私がコンビニで働き始めた理由
2008年5月。新卒という名の最強装備を捨てた若者が1人、家でゴロゴロとしておりました。
前職(と言っても在籍は1か月に満たず)はかなり福利厚生の充実していた検査会社。人間関係がうまくいかず、というかコミュニケーションをまともに取ってくれない人の下にいたので早々に辞めました。(後、残業が指導をもらうレベルで多かったことが入社後に発覚したことw)
しばらくは後悔することもありました。我慢すればよかったのかなぁとか、親に心配かけてるなぁとか。でもその後、会社でいじめがあって上司が飛ばされたということを取り引きのある会社にいた友人に聞いて、なんとなく踏ん切りがついたというか、自分が逃げたことは間違ってなかったのかなと思えるようになりました。
少し話が逸れましたがそういうわけで、このままでは珠のような無職が完成してしまうわけです。ニートというやつでしょうか。
当時の私は、社会で働くことへの意識が低すぎるんじゃないかと自分に対して思っていました。それで、とにかく何処かで働いて、意識を変えようと思って応募した先がセブンイレブンでした。
もちろん色々と選択肢はありました。当時から本は好きだったので本屋さんも考えましたし、コンビニの他社さんも検討しました。それでも結果的にセブンイレブンに応募したのは、幼いときの記憶が関係しているように思えます。
私は実質(家庭内で分裂しているので)母子家庭で育ちました。母は夜中も昼も働いて私と兄を世話してくれました。子供ながらに、大人になるとこんなに大変なのかと感じたのを覚えています。
いつも気を張って頑張っている母でしたが、もちろん寝坊することもあり、そういう時の朝ご飯は決まってセブンイレブンの商品でした。
出来合いのものを嬉しく感じたわけではないのですが、いつも節約していた我が家にとって、そういうものを買うのはたまの贅沢のようなものでした。母の代わりに緊急登板してくれる頼れるリリーフ投手といったところでしょうか。
こういう体験から、コンビニは必要な時に生活を支えてくれる頼れる場所だという認識を持っていたのだと思います。そして何より、私はセブンイレブンの商品が大好きになりました。
それで実際に応募するとなると、セブンイレブンだと、そう思ったわけです。電話すると、すぐに面接が決まり、服装の相場がわからなかった私はスーツで行きましたw
店長さんと、オーナーの奥さんが面接をしてくださり、即採用となりました。今思えば、ここで拾ってもらえたという意識が今日に至るまでずっと続いているような気がします。できるだけ食らいついていこうと。
私がコンビニで働き始めた経緯は、このようなものです。次回は働き始めた頃の話をしたいと思います。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。また次回もお会いできたら嬉しいです。
それでは。
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