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「Vtuber」の何が面白いのか素人が考察してみた

「何がおもろいねん」

この一言でVtuberを遠ざけてきた素人が、ただのツッコミで終わらせるのではなく、本当に何が面白いのかを考えてみようと思う。
ちなみに、これの執筆時点でVtuberの動画を見たことは一度もない。
じゃあ、お前に何がわかるねんって話だが、そう、何もわからない。
だからこそ、考えてみる。
ほんまの素人が考察してるから、全部の文章の先頭に(多分)って入れて読んでほしい。

結論から言うと

⒈「2.5次元」ならではの総なめ
⒉コミュニティ形成のしやすさ

の2つがVtuberの面白さとしてあげられると思う。

まず、Vtuberっていうのは、2.5次元って言われてる(よね?)
2次元のキャラクターが、生身の人間のようにゲーム実況をしたり、コラボ配信なんかもやってる(よね?)
あとは、もちろん雑談なんかもするだろうし、企画ものなんかもやると。

なんでぼくが、Vtuberの面白さを考察しようかと思ったかというと、投げ銭で5万円をあげる人が、一定数いると聞いたからだ。
5万円あげてるキャラクターの、中身がおっさんってことも想像できる。
それなのに、5万円をポイッて渡しちゃうマネーは、一体どこから生まれてくるんだろう。

まあ、ここで考え方が逆ですよ、と。
「中身が人間やのに」、ではなく、「中身が人間だからこそ」なし得ることなんですよね、当たり前ですけど。

多分、Vtuberまじで面白さわからんっていう人の根本に、「2.5次元の中途半端性」が理解できないって思いがあると思う。
ちなみに、それがさっきまでのぼく。
でも、Vtuberのファンにとっては、「2.5次元はハイブリット」なはず。

アニメキャラクターには一定のファン層がつく、世間はそれを「オタク」と呼ぶ。
もはやこのことは、日本の海外に誇れる文化として定着した。
でも、アニメは2次元だ。
こんな冗談がある。

俺の恋人は、めちゃくちゃ可愛くて年上。甘やかしてくれるし、髪型もぼくの好みに合わせてくれる。ぼくがお願いしたことならなんでもやってくれるし、欠点が全く見つからない。唯一あるとすれば、彼女は画面から出てこない。

そう、2次元では、コミュニケーションが一方通行なのだ。
自分がどんだけ愛そうと、向こうは決まったポーズ、決まったセリフしか言わず、そこに人間味というものはない。

でも、Vtuberってアニメキャラに人間性を追加した最強のコンテンツじゃなかろうか。
さっき、5万円を投げ銭する人がいると書いた。
多分だけど、5万円投げ銭されたVtuber側は、そこに書いてある文章全てを読み上げるはずだ。
そして、そこにお願い事が書いてあれば、多少無理してでもこなすと思う。
それは、2次元では決して叶わなかった双方向のコミュニケーションだ。

Vtuberを知らない人たちからしたら3次元から2.5次元に次元が降格することは、中途半端だと考えてしまう。
3→2次元やったら、アニメ文化の浸透のおかげで違和感はなくなった。
でも、3→2.5は、「なんやねんその中途半端さ」ってなって、面白さがわからない人が多い。
でも、そういう人は視野が狭いんですよと。
2→2.5という、絶妙な混ざり具合に進化することで、2と3の両方のいいところを総なめしてる、うん。

僕に足りなかった視点を補ってくれるVtuberは天才。

それと理由のもう一つに、「コミュニティの形成されやすさ」もある気がする。
Twitterをやっていると、Vtuberが好きな人がよく、画像をあげながらかわええみたいなことを言っている。
その周りに賛同する人が集まっている。
ここでまた、2と2.5次元の違いについて触れると、2次元のキャラクターは言ったセリフや行動パターンが決まっている。
だからこそ、それに共感やリアクションをすることが、どこか白々しいものに思えてしまう。
でも、2.5次元という不規則なアニメキャラは、場面ごとに様子が変わる。
そこには、もちろんドジで可愛いシーンも生まれるだろうし、「名言だw」といって取り上げられることもあるだろう。
そうなると、Twitterに「ここのシーンよかった」みたいにあげることが、個人の価値観の反映につながり、それに共感する人同士で繋がれるという仕組みがある。
こう考えると、Vtuberを通して自分の価値観を発信し、コミュニティに所属することで一つの団結感のようなものが生まれるのかもしれない。

以上2つが、ぼくの考える「Vtuberの面白さ」だ。

ぼく、本当にVtuber見たことないから、間違ってるところもあるかもしれない。
でも、考察する材料としてはとても面白かった。
やはり、何事もくわず嫌いはよくないと思うので、この後にVtuberを見てみよう。
ぼくの考察の答えあわせだ。


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