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エンジニアと人生とわたし

フリーランスエンジニア1日目のつららと申します。
本日は私がサードプレイスのように感じている「エンジニアと人生」というコミュニティについてお話ししたいと思います。

本記事は「エンジニアと人生 Advent Calendar 2020」の1日目の記事です。明日は、鉄を叩くエンジニアta_ka_tsuさんの「はじめてのプログラミング」です!

エンジニアとしてのサードプレイス

# TL;DR(まとめ)

・「エンジニア仲間ほしーなー。転職の相談にのってくれる人いないかなー。」と思っていたら「エンジニアと人生」というコミュニティに出会った。
・Slack上でのtimesチャンネルによる交流が楽しすぎて最高。
・私にとってのサードプレイスになった。

# 相談できる相手が欲しい

私が新卒として入社した会社は、正社員数名という小さな開発会社でした。地方の会社ということもあり、勉強会などで他社のエンジニアと交流することもなく、業務を淡々とこなす日々は、エンジニアとして引きこもっていたとも言えると思います。社外に同業の知り合いもおらず、転職や独立について相談できる相手もいませんでした。

数年間勤めた会社の退職を意識し出した頃、「なんとか相談にのってくれる人を見つけられないものか」と考えて、オンラインのエンジニアのコミュニティを探していたときに出会ったのが、「エンジニアと人生」というコミュニティでした。

# エンジニアと人生

 いくつかあるエンジニアコミュニティから、「エンジニアと人生」を選んだのは

・ほかのコミュニティと比べて、ゆるい雰囲気
・Zoomで開かれた相談会がYouTubeに上がっていて、ずばり知りたい内容だった
・月額1000円と気軽にお試しできる

といった理由からです。

結果として、この選択は大当たりでした。コミュニティ主の堤さんによる相談会や発信講座で、エンジニアとしての考え方や発信方法が学べるのはもちろんですが、それに加えて、コミュニティ内では参加者がゆる〜く交流できる仕組みがあり、技術の話から人生相談まで、実に様々な会話が繰り広げられています。

# timesチャンネルによる交流

「エンジニアと人生」のSlackでは、参加者それぞれが自分のtimesチャンネルを作って自由に書き込むことができます。日々の勉強の記録をつけている人もいますし、育児の記録を残している人もいます。クローズドなTwitterと言えばイメージしやすいでしょうか。

このtimesチャンネルによる交流が非常に心地よく、多くのtimes依存症患者を生み出しています。

timesの良さを自分のtimesに書き込んで、たくさんの反応がもらえた様子

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# サードプレイス

コミュニティに入った当初、私が求めていたのは「エンジニアとしての考え方や技術発信の仕方、それを仕事や転職活動どう活かすか」という「情報」でした。しかし、いまではこのコミュニティの私にとっての価値は、「timesチャンネルや時折り開かれるイベントでの参加者同士の交流」=「エンジニアとしてのサードプレイス」にあると思っています。

自分自身をターゲットとして書いてみた、コミュニティのエレベーターピッチ

エンジニアとして刺激を受けたい人向けの、
「エンジニアと人生」というプロダクトは、
エンジニア向けのコミュニティです。
ここでは、有益な情報や発信へのモチベーションを得ることができ、
他の一般的なエンジニアコミュニティとは違って、
timesチャンネルで他のエンジニアと交流することができ、誰もが自分の居場所を作ることができます。

エンジニアと人生に入って

「このコミュニティに入って人生が変わりました!」と言うと少し大袈裟でしょうか。しかし、このコミュニティに入ったことで、自分の行動は確実に変わりました。「行動を変えること」や「付き合う人を変えること」は人生を変える第一歩なので、あながち嘘ではないでしょう。

# TL;DR(まとめ)

・発信講座に触発されて発信活動を開始した
・Qiitaに投稿を開始した
・勉強会で初登壇した
・OSS活動としてVS Codeにコミットした
転職活動で発信活動の成果を実感した

# エンジニアのための発信講座に参加した

堤さんがコミュニティ内で「エンジニアのための発信講座」を始めるにあたって、受講者に事前のヒアリングをしたいという趣旨の個人面談会の募集がありました。

当時はコミュニティに入ったばかりで、少し怖くもありましたが、ここで少しの勇気を出して手をあげたのは大きな分岐点だったと思います。もし、ここで手をあげていなければ、ずっとROM専で、他の参加者の人たちと交流することはなかったかもしれません。

とはいえ、面談時には「自分はエンジニアとして何ができるのか?」からして整理不足で、発信(アウトプット)をする習慣もなかったので、「現時点では切り取り方が見えない」と言われてしまい(笑)、ひとまず、発信の習慣化から始めましょうということになりました。

# Qiitaに記事を投稿し始めた

次週から、堤さんの講義形式 + 参加者の技術記事に対する個別フィードバックの形で「エンジニアのための発信講座」が始まりました。講義部分はすべてYouTubeで公開されていますので、コミュニティの参加を検討されている方は一度見てみてください。(裏技的なものではなく、至極真っ当にエンジニアとしての発信力を高めていきましょうという内容です。)

7月から10月の4ヶ月の間で21記事ほど投稿することができました。日々の仕事の中での学びなどを継続的にアウトプットしていく「発信の習慣化」についてはある程度身についてきたかなと思っています。また、記事としてアウトプットすることで自分の理解が深まるのを感じることも多く、単純にインプットの強化としても役に立っています。需要感を察知したり、読者に読みやすいように工夫するなどの部分は、まだまだ改善が必要なところです。

この発信講座の主旨としては、LGTMの数はそれほど重要ではなく、「記事の内容や自分のプレゼンス」を届けたい人に届けることが重要です。これからもエンジニアをやっていく上で、この部分を意識しながら継続的に発信していくつもりです。(とはいえ、LGTMがもらえると嬉しいですし、反応が少ないとモチベーションが下がったりしますし、なかなかLGTMがもらえなくて悔しいという気持ちはもちろんあります。)

# 勉強会で初めて登壇した

発信講座内やコミュニティメンバーの方に、「勉強会での登壇はおいしい」という話を聞き、それならやってみるか!ということで、勢いで勉強会に発表者枠で申し込みました。コミュニティに参加する前の自分なら考えられなかったことです。

オンライン勉強会だったので、参加者をあまり意識しないで済むこともあり、発表自体はそれほど緊張せずに無難にこなすことができました。むしろ準備の方が大変で、当時まだ触ったことのなかったSwiftUIをテーマに選んで申し込んでしまったため、勉強会駆動開発的にサンプルコードを書くはめになってしまいました。(怠惰なので、これからも勉強会駆動開発は利用していきたい……!)

「勉強会での登壇はおいしい」という言葉の通り、少しは名前と顔を覚えてもらったり、Twitterのフォロワーが一気に増えるなどしました。また、転職活動においても履歴書に登壇歴がひとつあるだけで与える印象が変わってくるようです。

# VS Codeにコミットした(OSS活動を始めた)

OSS活動は技術記事投稿や勉強会での登壇と並ぶ立派な発信活動です。これもやはり、コミュニティメンバーの方に触発されて始めました。普段使いしているソフトであることやTypeScriptが好きなこと、誰もが知っている有名OSSであることなどを理由にVS Codeを選びました。自分が普段使いしているソフトに貢献できるのは、それだけでも嬉しいものです。

もちろん発信活動としての実益もあります。名の知れたリポジトリにコミットしているだけで、ある程度ちゃんとしたエンジニアであるということの担保になります(あるいは少なくともそういう印象を与えることができます)。また、LAPRASやFindyといったGitHubと連携したサービスのスコアが上がることで、転職活動中には企業からのスカウトメールや「いいね」をもらうことが多かったです。(企業からのアプローチが欲しい場合は、ステータスを転職活動中にして、職務経歴を埋めておく必要もありそうです。)

VS Codeにいくつかコミットしてみて感じたことは、有名企業が開発しているOSSでも、意外と単純なバグが残っていたり、シンプルな機能が欠けていたりするということです。なので、OSS活動をやってみたいと思いつつハードルを感じている人も、一度フラットな目でissueを眺めてみると意外と簡単なタスクが見つかるかもしれません。

たとえば、このプルリクエストは、VS Codeのファイル内検索中にワークスペース検索(Cmd + Shift + F)を起動したときに、ファイル内検索ボックスにある文字列を使用するという機能を追加したものです。いかにも普通に実装されていそうな機能ではないでしょうか?しかし、この機能追加のissueは手付かずで残っていました。私自身、なくて不便に思っていた機能なので、自分の手で実装することができて嬉しかったです。(来月にはリリース版に組み込まれるはずです。)

# 転職活動で発信活動の成果を実感した

ここ数週間の間、転職活動をしていました。一度フリーランスとして働くという経験をしておきたいという想いもあったため、結局はしばらくフリーランスとして働くことに決めたのですが、転職活動において7月からやってきた発信活動の成果を実感することが何度もありました。

・面接で技術記事の投稿や勉強会での登壇を評価された
・OSS活動でLAPRASやFindyのスコアが上がり、スカウトメールがきた
・VS Codeへのコミットが面談でアピールできる
・技術記事としてアウトプットしていることで、質問への回答に深みがでる

コミュニティに恩返ししたい気持ち

「エンジニアと人生」のメンバーのみなさん、このコミュニティは私にとって最高に心地のいい居場所となっています。いつもありがとうございます。

この記事に書いた以外にも、Flutterモブプロ会や求人解剖会(転職活動をしていた私の発言をきっかけに開催していただきました)など、楽しいイベントがたくさんありました。

ですが、コミュニティというものは放っておくとすぐに腐ってしまうそうです。

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もし、この記事を読んで「エンジニアと人生」に興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、1ヶ月だけでもいいので是非遊びにきてみてください。

この記事が少しでもコミュニティへの恩返しになれば、これ以上に嬉しいことはありません。

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