「婚活を辞めると結婚できる」は割と真実なのではないかと思う実体験

なぜこのnoteを書こうと思い立ったか、というと、年末にデジタルも含めた諸々の整理整頓をしているうちに3年半前に書いた自分のnoteを発見したからです。

自分の文章を読み返すのは勇気が必要だったけれども、当時の生々しい感情が書かれていて、あ、自分こんなこと考えてたんだ、と面白かった。(けっこういい文章じゃん、とも思った)それと同時に、3年の月日を経て後日談的なものを書くのも面白いかもなと気まぐれに思い立ちました。

私の婚活については上記のnoteに全て書いてあるので割愛します。
結論から言うと、上記のnoteを書いた後に本当にスッパリと婚活を辞め、2022年の5月に33歳で結婚しました。
で、婚活もあながち全くの無駄ではなかったのだな〜としみじみ感じることがあるので、その心境を書いておこうと思います。

結婚までの道のり

スッパリと婚活を辞めた、と言いましたが、正確には、マッチングアプリや結婚相談所などのインターネットを介した婚活を辞めました。
その後、「結婚したい」という気持ちは心の片隅に置いておきつつも、まずは自分の人生を充実させよう!と言うことで、興味のある様々な場へ出かけるようにしました。趣味のマリンスポーツ、仕事関連の勉強会など。と言っても完全に純粋な気持ちではなく、下心が原動力となっていたので、女性よりは男性が多そうな場を選んで出かけていたと思います。周りにバレないくらいの下心で。
「自分が楽しいことをしよう!」とは心がけていました。

恋愛らしきものは何度かしつつも、特に結婚には結びつかないまま1年が過ぎた頃、今の夫に出会いました。きっかけは、10年以上の友人からの紹介でした。
「会わせたい人がいる。なんか二人は気が合いそうな気がする」と友人に言われ、居酒屋で夫と初めて会いました。正直、私はあまり気に入らなかったのですが、夫の方は気に入ってくれたらしく、何度かデートをしてお付き合いをし、お付き合いから半年後に家を借りて同棲をし、そのまま結婚をしました。

夫と初めて会った時、紹介してくれた友人に「ごめんけど、私はこの人のこと好きにならないな(なぜなら、見た目が好みじゃないので)」と言ったのですが、自分の感覚って全く当てにならないですね。結局は、自分の第一印象よりも、友人の「二人は気が合いそうな気がする」という感覚が正しかった。
友人に本当に感謝しています。行き詰まった時は、信頼できる他人の感覚を信じるのはありなんだな〜と思いました。

婚活を辞めると結婚できる?

私の場合は、完全にこれが当てはまりました。
なぜなら、夫は私よりも身長が低く、私よりも年収が低いからです。もしも婚活アプリだったら、条件で絞り込む段階で弾かれていたので絶対に出会うことはなかったと思います。
でも、結婚した。
夫は、一緒にいるとバツグンに居心地がいいからです。会話がずーっと続きます。私が、「こうつっこんでほしいな」と思いながら発したボケにその通りにつっこんでくれます。(最初、びっくりしました)「ごめんね」と「ありがとう」をちゃんと言ってくれます。イライラした時は、自分なりのストレス発散方法(行きつけの店に飲みに行く)を持っているのでいつも穏やかです。
私の友人の友達ということもあり、なんだか似た空気を持っているのかもしれません。

でも、そんな夫の良さに気づくことができたのは、婚活を通して何十人という男の人に会ったおかげだと確信しています。もしも20代の時に夫に出会っていても、「いい人だけど、ちょっとね」と言いながらスルーしていたんじゃないかと思います。私自身が、未熟だったからです。
婚活で何度も失敗して、嫌な思いをして、その果てに出会った夫が、とっても素敵に思えました。
会話が楽しく続くということが、どれほど貴重なことか、婚活をしていなかったら分からなかったと思います。現在から過去を振り返ってようやく理解できることなのですが、婚活をしていた時には、年収とか、身長とか、顔とか、ほとんど重要でないことにこだわっていたんだな〜と。というか、婚活界隈に影響されすぎて「こだわらなければいけない」と思い込んでいたのかもしれません。

結婚してよかったこと

これ以降は蛇足かもしれませんが。
私は結婚に夢を見ていたタイプではなく、生存戦略として結婚したいと思っていただけなので、結婚式や写真撮影など一切やっていません。
でも、結婚して本当によかったと思っています。
批判を恐れず正直な気持ちを言うと、まずは、恋愛市場から降りれたことが本当によかった。結婚するまでは、恋愛にかけるエネルギーがとても大きくて疲れていたけど、今はやっと自分の人生を生きれるような気がしています。もう異性を求めて外に出る必要もないし、交友関係を広げる必要もない。元々内向的な自分にはとっても楽です。家で好きなことを好きなようにやっています。(でも、疲れやすくなりエネルギーが落ちたことは実感している。下心の原動力ってすごいんだな。)
あと、穏やかな夫と日々を過ごしていると、ああ、これが幸せなのかな〜ってふと感じることがあります。特別なことをしなくても、二人で美味しいものを食べるとか、散歩をして季節の移り変わりを感じるとか、そういう瞬間に。

もちろん全てが順調ではなくて、今度は子供どうするの問題とか、家をどうするの問題とか、次から次へ悩みは尽きないです。
それでも、自分の人生を生きていこうって思います。たまに横を見て夫と歩幅を合わせながら、一人と一人として、それぞれの人生を生きれたらいいなって思います。


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