見出し画像

ワーキングホリデー人材の活用

ワーキングホリデービザ(通称ワーホリ)というのがあるのを知ってる人は多いと思います。
ある国に1年間滞在しながら、その国で就労もできるという便利なビザです。

一般的にはワーホリというと日本人が英語などを勉強するために使うというイメージが強いですが、
今回はその逆で、このビザで日本に入国している人たちの話しです。

ワーキングホリデービザの対象国は24カ国

かつては僕も20代のときにこのワーホリでカナダのバンクーバーに行き、その後労働ビザに切り替えて働いていました。
当初はカナダ、オーストラリア、ニュージーランドくらいしかなかったのですが今はなんと24ヵ国もあるそうです。

[参考] 留学くらべーる

https://ryugaku.kuraveil.jp/articles/49

この20年ほどで日本人がワーホリでいける国が増えたのですが、反対にこの24ヵ国から日本にワーホリで来ている人も多いということです。
つまり彼らには日本人と同じような感覚で、労働ビザなどを心配することなくアルバイトをお願いすることができます。

日本に来ているワーホリの人はスキルを持った人も多い

ワーホリには年齢制限もあり、若い人が多いのですが、仕事を一旦休憩して来ている人も比較的多いため、スキルを持っていたり、社会人経験がある人も多い印象があります。
特にプログラマなどは母国とリモートワークしながら、ワーホリで日本に滞在しているという人もいます。

僕は偶然そういう人たちとうまく出会うことができ、一緒に働くことができました。
以下にどんなことをお願いしたか少し紹介します。

1. 英語が堪能なフランス人ウェブデザイナー
彼女はワーホリビザの期間が少なかったので、労働ビザを発給して社員になってもらいましたが、もともとはワーホリで日本に来ていた人です。

英語がとても堪能で発音もかなり綺麗なので、海外とのやりとりや、社内での英会話勉強などでかなり助けてもらいました。
在日外国人向けに日本のウェブ業界について説明するセミナーをしたり、HTML講座などもしたのですが、そのときに講師としても登壇してもらいました。

画像1

2. 次もフランス人、Unityエンジニア
2人目はUnityエンジニアです。僕たちの会社はdotFes( https://www.dotfes.jp/ )というイベントを運営していまして、そこに自分たちもインスタレーションの作品を展示しています。毎年1回開催しているのですが、イベント全体の運営もし、さらに作品づくりもするので、いつも人が足りなくなります。

そのときにお願いしたのがフランス人のUnityエンジニア
母国フランスでC++でゲームを作ったりしていたということもあり、面接してすぐに合流してもらいました。

センサーを使った2人共同のボブスレーをプレーするというゲームなのですが、彼にはボブスレーのコースをいかにスリルかつ楽しくすべられるかの調整をお願いしました。物理演算を使うので、摩擦や加速度など微妙な調整にとても時間がかかるところ、彼が来てくれたおかげでかなり面白いゲームに出来あがりました。

画像2

画像3

その後引き続きアルバイトをお願いしたいと思っていたのですが、個人的な用事で母国フランスで帰ってしまったのは残念です。


3. さらにフランス人、フロントエンドエンジニア
彼とは結局仕事を頼むことはなかったのですが、日本にきてリモートでフランスのIT学校の講師をしているという人でした。講師をやっているだけあって社交的で英語も堪能だったので、英語でITを教える授業など手伝ってもらえれば面白かったかなと思っています。

奇遇にも3人ともフランス人でした。
僕はフランスにいったこともないし、どちらかというイタリア人のほうが仲いいのですが、フランスには日本のポップカルチャー(アニメ、映画、そして音楽も)が好きな人が多いので、フランスー日本チームというのは結構うまが合うのかと思っています。

優秀なワーホリ人材にどうやって出会うのか?

上記の彼らに出会ったのは基本的には日本語の語学学校の生徒で、その語学学校の紹介からでした。
語学学校というと2年間くらいみっちり受講するイメージがありますが、ワーホリ向けに短期間コースなどもあり、下記の学校はいろんな国から受講生がきているようですきているようです。いつもいい人を紹介してくれて感謝しています。

Coto Japanese Academy
https://cotoacademy.jp/

ワーホリは基本は1年なので、ビザが切れるタイミングが微妙だったり、期間限定というデメリットはありますが、気軽に仕事がお願いでき、社員も外国人と一緒に仕事ができるというとてもいい効果を生んでいます。

そして、来年にはニュージーランド人のフロントエンドエンジニアがうちで働いてくれるかもしれないということで、今から楽しみにしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?