第1290回 2022/5/3〜9の歴史ニュース

1、のんびりはじめましょ

GWが終了して日常が戻ってきました。

みんな今日はぼちぼちで始めればいいのに一斉に物事が動き出すもんですから

職場でも電話鳴りっぱなしで書類仕事が止まってばかりで進まず、全然捗らない1日でしたね。

それはさておき、本日も気を取り直して、今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

ちなみに前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①岩手県盛岡市のもりおか歴史文化館で企画展「南部家のたしなみ ー舞う・点てる・聞くー」開催。6月30日まで R8

②静岡県伊豆の国市の江川文庫で見つかった資料から幻の銘酒を再現 R16 C

https://news.yahoo.co.jp/articles/90d168a52379e18c99edab83ac6a045c97c6bfef

③韓国全羅北道那長水郡長渓面三峰里の加耶古墳で蛇のような装飾のある土器などが出土 R4 C

④岐阜県瑞浪市の竜吟峡遊歩道で室町時代の古瀬戸の「鉄釉四耳壺」を発見 R30

⑤佐賀県神崎埼市・吉野ヶ里町の吉野ヶ里遺跡で未調査区域の発掘調査開始 R21 C

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/912159/

⑥佐賀県武雄市の図書館・歴史資料館で企画展「銀杏を掲げる」が開催。5月22日まで R6

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/844960


⑦群馬県高崎市の保渡田古墳群で「王の儀式」再現 R9

⑧橋本左内は4歳で「左内」と名乗っていたことが判明 R5

リンク切れ

⑨明治神宮外苑再開発に対し、「日本イコモス国内委員会」が事業者らと計画見直しについて直接交渉へ R14 C

⑩石川県加賀市の旧熊坂川護岸の石積み階段を個人が発掘作業 R

3、しっかり手順を踏んで

いかがだったでしょうか。

みなさまの気になる話題もあったでしょうか。

私個人としては④のニュースが気になりました。

たまたまハイキングをしていて見つけた室町時代のツボ。

写真をみるとほぼ完全な形で驚きです。

なんでも発見した人は普段遺跡の発掘に携わっていた方、とのこと。

地元の人が、地元の遺跡で発掘調査をして、その出土遺物を整理する、

この好循環が機能しているとこのような事件も起こるのでしょう。

仕事で培った目で見ると、他の人が見逃していた価値も見出すことができる。

それが考古学のいいところですね。

続いては⑦の古墳時代の儀礼を復元するという話題。

ちゃんと考古学の専門家の監修を受け、本格的な再現ドラマがみられるのかもしれません。

そう、古墳って偉い人のお墓ですので、そこでの儀礼も特別なものだったに違いありません。

舞台装置としての古墳の役割はもっと知られていくといいですよね。

そして最後。⑩の話題。

フォロワーさんからの情報によると、遺跡にばっちに入っている範囲とのこと。

そんなところで「個人」が好きに発掘調査をしていい、なんてことはフツーありませんよね。

もちろん地元の自治体では把握しているんでしょうね。

発掘をするのであれば正規のルートで届出していいか県や国の意見をうかがうことになります。

その手続きを怠っている、となればちょっとおそろしい話です。

これまでは表に出てこなっただけで

無邪気に新聞記事になったことを喜ぶような事案が本当にあるのかもしれませんね。

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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