第1264回 2022/2/15〜21の歴史ニュース
1、雪はいいけど交通混乱は勘弁
今朝起きたら外は一面の銀世界。
そしてすでに雪かきを開始しているご近所さん。
慌ただしく準備をしても自分の家の周りの片付ける余裕もなく、
職場でも雪かきが想定されるので急いで出勤しようと思ったら
電車は30分以上遅延。
慌てて車通勤にしようと思ったら
高速道路が事故で通行止めになったから下道も大渋滞。
散々な1日の始まりでした。
さて、気を取り直して今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。
ちなみに前回はこちら。
2、ニュースヘッドライン
①長野県松本市の県町遺跡で平安時代の帯飾りが出土 R26
②神奈川県横須賀市立中央図書館郷土資料室は、三浦一族をテーマにした2022年版のカレンダーを作成 R6 C
③茨城県水戸市の県立歴史館で企画展「華麗なる明治―宮廷文化のエッセンス―」を開催。4月10日まで R11 C
④大阪府立近つ飛鳥博物館で「オホーツク文化」展を開催。3月13日まで R2
⑤中国内モンゴル地区のオルドス市エジンホロ旗で新石器時代~青銅器時代(4200年前~3500年前)の朱開溝文化に属する新たな遺跡を発見 R6
⑥山梨県南アルプス市の櫛形生涯学習センターで北海道開拓に尽力した北村雄治らの功績を紹介する企画展を開催 R19 C
⑦奈良県大和郡山市の幕末の戦争で新政府軍が発射したと推定される大砲の砲弾を発見 R11
⑧ペルーのリマの東24キロにあるカハマルキリャで、子どものミイラ6体を発掘 R7
⑨富山県高岡市の境自治会が、江戸時代に加賀藩が交付した年貢割付状「村御印」をはじめ地元に伝わった古文書や絵図9点を高岡市立博物館に寄贈 R7 C
⑩福井県小浜市の加茂神社で「オイケモノ神事」を催行 R3
3、日付までわかる歴史
いかがだったでしょうか。
貴方の気になる話題もあったでしょうか。
個人的には②の発想に脱帽です。
自治体の公式でやることとしては異色ではないかと。
1月26日 佐原盛連酔って乱行をはたらく
9月23日 源頼家、和田義盛の家に赴き相撲をみる
など日常の一コマもあったりするのがとてもいいです。
それにしても日付までわかっている出来事がこれだけあるのもすごいなと思います。
そして⑦の話題。
専門家による砲弾の鑑定で、発射した大砲は天保14(1843)年に創製された「十五ドイム臼砲(きゅうほう)」と特定された。
とか
慶応4(1868)年1月8日から、帰順の方針が明確化した同11日までの数日間のどこかで発射されたとの推定
とか特定できるのすごいですよね。
近代の遺跡はここまでわかるのかというのが正直な印象です。
もちろん緻密な発掘調査の結果で年代の特定できる遺物と一緒に出てきたことを証明できるとか
文献史料をいくつも付き合わせて可能性を絞っていく地道な作業とか
裏付けのための努力があってこそですね。
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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