第829回 2020/8/4〜10の歴史ニュース

1、複雑な季節

世間ではお盆休みに入りましたね。

今年は帰省すらも自粛することが求められる異例の事態になりました。

そうでなくても日々は選択の連続で、自分の行動には責任が伴うもの。

必要な情報をしっかり集めて、自分にとっての最適な決断をするとともに、他者の判断を否定も肯定もすることなく共存していけるといいですよね。

さて、今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

ちなみに前回はこちら

2、海外のニュースが多め

①イスラエル南部の砂漠で16番目の石仮面を発見 R31

ナショジオニュース

②アメリカのワシントンDCの聖書博物館が所蔵する「死海文書」が全て偽物であることが判明した。 R38

ナショジオニュース

③熊本県人吉市の大柿観音堂で観音像が行方不明に R10

熊本日日新聞

④中国河南省開封市で北宋時代の州橋の遺構を発見 R29

AFP BBニュース

⑤富山県富山市の郷土資料館で企画展「夏だ!お化けだ!!幽霊だ!!!」を開催。9月13日まで R

毎日新聞

⑥静岡県磐田市の国分寺の薬師如来像を化学分析し年代を特定 R7

中日新聞

⑦ イスラエルのキルベット・カイヤファ遺跡で見つかった粘土像が、唯一神・ヤハウェをかたどった偶像である可能性が浮上 R24

ナゾロジー

⑧中国河北省邢台市で明代の墓誌銘を発見 R5

AFP BBニュース

⑨群馬県高崎市の上野国分尼寺跡で行われた発掘調査で金堂跡が判明 R17 C

産経新聞

⑩埼玉県東松山市の市指定文化財「倶利伽羅不動尊」が破壊される R15

埼玉新聞

3、ニュースにも今年らしさが

いかがだったでしょうか。

みなさまの気になるニュースもあったでしょうか。

今回は中東のニュースが3件

中国の話題が2件、

国内では文化財の破壊や盗難のニュースが2件、

あとは展示会のお知らせと、古代寺院の調査成果、仏像の化学分析の結果という構成になりました。

例年の夏は妖怪やお化けに因んだ展示や、戦争関連の資料公開なども話題になってくるのですが、今年は集客に迷うような、受け入れ側の配慮もあって発信が少ないのかもしれませんね。

中東の話題は死海文書にしても、石仮面にしても、偶像崇拝にしてもネタとしては創作モノによく用いられるほど一般の関心を呼びそうな内容です。

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。




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