第1221回 2021/11/16〜22の歴史ニュース

1、朝から雨の週明け

今日はいい夫婦の日ですね!

といっても何も関連するエピソードトークはないんですが。

昨日からなんだかいつになく頭痛がするような気がしてたんですが

もしかして気圧の変化のせい?

これまで意識したことありませんでしたがついにきたんですかね。

さて、今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

ちなみに前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①青森県八戸市の一王寺遺跡で最古級の土面を発見 R3

②和歌山県田辺市で旧家から数千点の資料を寄贈 R12

③鹿児島県西之表市で室町時代の悲恋に関すると思われる石塔を発見 R8

④長野県伊那市で天庄2遺跡の発掘調査現地説明会を開催 R63 C

⑤イスラエル中部ヤブネで、ビザンツ帝国時代の最大級のワイン醸造所として知られる跡地から古い宝石を発見 R2


⑥沖縄県嘉手納町の野国貝塚から、野生ではまれな高齢のブタの骨が複数出土 R3

⑦長崎県松浦市・鷹島沖の国史跡「鷹島神崎(こうざき)遺跡」を巡り、市議会の保存活用特別委員会と市歴史観光推進協議会が意見交換 R1

⑧エジプトのアグブラブで紀元前25世紀半ばの神殿の跡を発見 R8

⑨国重要文化財の絵巻「紙本著色拾遺古徳伝巻第八」(西脇家本)がオークションにかけられ2億4390万円で落札 R27

⑩奈良県高取町の清水谷遺跡から、石組みで方形をした古墳時代中期ごろの人工池の跡を発見 R1



3、気になるのは別な点

いかがだったでしょうか。

皆様の気になる話題もあったでしょうか。

一番リアクションが多かったのは④の発掘調査現地説明会の話題。

縄文時代中期の竪穴住居跡が検出された、という成果もさることながら

太陽光発電施設の建設に伴い行っている調査で、建設予定地が埋蔵文化財包蔵地だったにもかかわらず、市に提出された届け出と異なる工事が行われ、埋蔵文化財が損傷した問題を受けて実施。

という部分に注目が集まったように思います。

まず工事が始まってから届出と異なる工事が行われている!ということを発見できたこともすごいと思いますし、

そこから工事を中断させて発掘調査をしっかり実施する、ということはかなりハードルが高いですよね。

さらにしっかりと成果をあげて現地説明会までやり遂げる。

その根性とプロ意識には感じ入ります。

開発事業者の内心はどのようなものだったのでしょうか。

自分たちの不誠実が招いたこととはいえ切歯扼腕しているのか、

はたまた開き直ってここまで協力したのだからしっかり成果を出してくれ!という心境に至ったのか。

我が身に置き換えてみるとなかなかここまではできないなぁ、という思いです。

そして⑨の話題。

一つの絵巻物に二億四千万という高値がついたことも驚きですが、

話題は国がその価格で買い取るかどうか、という点。

所有者が変わる、といっても海外に流出するわけではないので、

適切に保存できる個人や団体が所有するなら何も国有化する必要があるようには思えませんが、公開活用はしやすくなりますし、個人が私蔵しているよりは研究が進むことと思います。

この価格をつけて落札した人物像も気になるところです。

今週もいろいろな意味で話題豊富でしたね。

今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。






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