第371回 2019/4/23〜5/6の歴史ニュースピックアップ

1、今週の歴史ニュース総まとめ

一週間空いてしまったので、二週間分の話題を紹介します。

この間GWが丸々入りますし、

令和への改元がありましたね。

全く個人的なことですが、GW中に溜まった諸々の作業をするために

ようやく自宅でのPC環境を整えましたので、iPadでnoteを書いていた時とリンクの貼り方などが一部変更になっています。

見やすくなっていればいいのですが、何かご意見があればぜひお寄せください。

例によって、いつものようにTwitter上でコメントをつけてリツイートした話題を紹介していますので、現時点までで、いいねとリツイートをいただいた数とコメントの有無を記録しています。

2、二週間分なのでボリューミーです

①京都市上京区で個人住宅建築に伴う発掘調査で「花の御所」の西端を示す遺構を初めて確認 R91

②奈良県田原本町の唐古・鍵考古学ミュージアムで、春季企画展「たわらもと2019発掘速報展」を開催。5月26日まで R17

③広島県呉市の大和ミュージアムで、大和の46センチ主砲用火薬缶を含む新たな資料を公開 R13

④岐阜県岐阜市の岐阜城山頂付近で斎藤道三が城主だった時代のものとみられる石垣を発見 R71 C

⑤奈良県桜井市の纏向遺跡で祭祀土坑とみられる遺構から大量のカエルの骨が出土 R130 C

⑥大阪府の四天王寺で境内の亀井堂にある亀形石造物を初めて学術的に調査したところ、7世紀に造られたものだったと判明 R45 C

⑦ 埼玉県川越市の川越城跡で未発見の古墳を検出 R67

⑧奈良県斑鳩町の甲塚古墳から銅鏡が出土 読売テレビ(リンク切れ)R24

⑨兵庫県の丹波市・丹波篠山市で歴史を再現するイベント R61 C

⑩宮城県仙台市で伊達政宗が築いた400年前の仙台城を仮想現実(VR)で体感できるミニツアー「仙台城VRゴー」を開始 R21 C

11、福島県相馬市の百尺観音をクラウドファンディングで修復へ R22

12、京都市東山区の豊国神社でこれまで非公開だった豊臣秀吉像を公開へ 京都新聞(リンク切れ) R33

13、沖縄県石垣市の川平公民館で大兼久古墓群に関するパネル展示 R15

14、滋賀県野洲市の市三宅東遺跡で縄文時代の土偶が出土 R66

15、常磐大の糸賀茂男名誉教授らが江戸時代の儒学者の書簡400通を解読し発刊 R49 C

16、世界遺産を目指す大阪府の「百舌鳥・古市古墳群」に関するイコモスの調査結果が間もなく報告 R54 C

17、千葉県木更津市の松面古墳で土木運搬用のそりの一種・修羅が出土 R36

18、奈良県大淀町で世尊寺が所蔵する「現光寺縁起絵巻」をデジタルコンテンツ化してYouTubeで公開 R44

3、令和最初の歴史ニュースまとめでした

いかがだったでしょうか。

連休中でも記事を配信される方々お疲れ様です。

一番多くリアクションがあったのは⑤のカエルの骨。

コメントもたくさんいただきましたし、同じニュースに他の方が反応されていたのもTL上で多く見かけました。

ついこの間まで普通に食材とされてきたカエルですが、現代ではあまりそのような目で見られることがないからか、弥生時代の人々が儀式と関連してとはいえ食材と見ていたことに多くの反応がありました。

昆虫食が考古学的にも、現代的な課題解決の方法としても注目を浴びていますが、やはり関心の高い分野であるということなのでしょう。

そして、続いて気になったのは16の世界遺産を目指す「百舌鳥・古市古墳群」の話題。

現時点でもイコモスの調査報告書がどうだったのか報道されていないようですが、どうなんでしょう。

歴史クラスタの中で古墳は盛り上がっている気もしますが、

やはり主要な構成要素が天皇陵として管理され、立ち入りができないとなかなか評価は難しいのではないでしょうか。

⑩の仙台城VRや18の絵巻物のYouTube配信など文化遺産の活用に新たな取り組みを行っている話題もありましたが、

令和の時代も歴史や文化遺産と先端技術や発信方法がうまく噛み合ってファンに届くような方向に向かってくれるといいですね。

ぜひ皆さんの気になった話題もコメントで教えてください!


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