第1367回 2023/2/16〜3/2の歴史ニュース

1、春めく季節

またもや更新がすっかり空いてしまいました。

その間に気候もすっかり春めいてきて、ミヤギも昨日は最高気温が16°Cに!

重たい衣服が軽くなっていくそんな心地よさを感じますね。

さて今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

ちなみに前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①桜田門外の変に関わった薩摩藩浪士を捜索に来た幕府の使者と、同藩の役人とのやりとりを記録した当時の史料を発見 R26

②京都市東山区の東福寺南大門(府指定文化財)にトラックが接触 R6

③大阪府堺市で百舌鳥(もず)古墳群魅力発掘講演会を開催 R18

④大阪中之島美術館で「民藝 MINGEI― 美は暮らしのなかにある」を開催。7 月 8 日 〜 9 月 18 日 R1

⑤和歌山県海南市の県立自然博物館の移転を県議会で議論 R5

https://www.tv-wakayama.co.jp/news/detail.php?id=73198

⑥中国陝西省櫟陽城遺跡の3号古城でトイレ遺構を発見 R5

⑦中国湖北省の石家河古城の一部である外郭を初めて発見 R20

⑧ケニア南西部で300万年~258万年前のものとされるオルドワン石器を発見 R62

⑨三重県津市の山城跡で小学生が和鏡や中世の壺を発見 R53 C

⑩宮城県多賀城市で復元が完了した国特別史跡「多賀城跡」の南門を報道機関に公開 R3

3、明るい話題も

いかがだったでしょうか。

皆様の気になる話題もありましたでしょうか。

個人的にもっとも身近なのは⑩の多賀城の話題。

修理中の現場も何度か視察させていただきました、

ついに門の仮囲いが解かれて電車の車窓からも遠望できるようになりました。

築地塀など今後も復元は続きますが、南大路なども整備され、ここ数年で大きく景観が変わってきた、古代陸奥の都。

来年がちょうど創建から1300年ということもあり、市は盛り上がっているようですね。

そして最もリアクションが多かったのは⑨の話題。

砂浜や河原で陶磁器を拾うことが珍しくありませんが、

山城跡で壺や鏡などガッツリ遺物を見つけちゃうのは稀なことですよね。

しかも偶然とはいえ専門機関にちゃんと繋がって「私蔵」されないで済んだことは僥倖と言えるでしょう。

さらに願わくは稀有な体験をした若者が将来考古学を志してくれるといいですね。

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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