第1251回 2022/1/18〜25の歴史ニュース
1、推し事に夢中で
本来月曜日にニュースまとめをやりますが
今週は1日遅れてしまいました。
気を取り直して、今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。
ちなみに前回はこちら。
2、ニュースヘッドライン
①奈良市の興福寺境内で、戦時中に作られたとみられる長方形の穴が見つかる R15
②トンガで起きた15世紀の大津波の痕跡を発見 R9 C
③栃木県足利市の法楽寺で池跡を発見 R9
④愛知県豊橋市の口明塚古墳で直径1メートルを超える石灰岩がふんだんに使った大型の石室を確認 R13
⑤長崎県島原市で刀鍛冶の家で受け継がれた「丹波守藤原義寿」を市に寄贈 R6
⑥東京都杉並区で図書館・郷土資料館を臨時休館にして職員を保健所業務に
R11
⑦静岡県浜松市の秋葉神社で門の修理中に江戸時代の落書きを発見 R14
⑧ペルーのワリ王国の「醸造所」で幻覚作用がある植物の残留物を発見 R14
⑨岡山市の人と科学の未来館サイピアで企画展「むかしのくらし展」を開催 R6
⑩北コーカサスのマイコープの墳墓で出土した金属製パイプからビールを飲んだ痕跡を発見 R5
3、偶然性の妙
いかがだったでしょうか。
今回はなんと言っても②のトンガの津波の話題。
まさに先週火山噴火に伴う津波被害があったばかりでした。
原因については火山噴火なのか、地震によるものなのか、はたまた隕石の衝突という説まであるようですが
津波堆積物と呼ばれる痕跡が発見されたとのこと。
歴史上何度も災害を乗り越えてきた土地柄ということなんですね。
今回も世界中からの支援を受けて復興してくれることを願っています。
一方で南米ではビールに幻覚作用の植物が混ざっていたり、
ロシアではストローでビールを飲んでいたりと
海外の全く別の地方から似たような話題が。
後者の「みんなが一つの容器からストローで飲む」というのは
感染症が蔓延している現代の衛生観念からするとちょっとぞっとしますね。
いずれにしても、いつの時代も心に癒しが必要なのは変わりません。
そして宴席が人間関係の潤滑油として期待されていたことも、つい最近までの我々の社会でも似たような構図でしたね。
感染症を乗り越えた新たな時代ではまた異なった感覚になるのでしょうか。
最後にやはり触れておきたいのは⑥の話題。
確かに人流抑制という観点から図書館や博物館が閉館を余儀なくされるのは
感染症蔓延下においては何度も見てきた光景です。
この機会に動画配信して普及活動に積極的になった博物館もあれば
ずっと手をつけられなかった資料整理・基礎研究に取り組むことができたということも聞きました。
切迫している業務とはいえ他局の応援に駆り出されるのはちょっと残念です。
地方にもこの流れが広がっていくのでしょうか。
ちなみに我が町は普段から公民館だろうとスポーツ行事だろうと
果ては教育委員会外の業務に立って軽く駆り出されているので
私自身はどの部署でも参与観察だと思って受け流す用意はありますね。
それでもなんとしても生き延びるしかないです。
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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