第1405回 2023/9/17〜23の歴史ニュース
1、もういくつ寝ると
今年ものこり100日を切りました、とラジオから。
気づいてみればもう9月も半ばをすぎていますからね。
とりあえず1日1日を乗り切ることができれば、という気持ちで今日も過ごしています。
さて気を取り直して
いつものようにヘッドラインの後ろのRはX(旧Twitter)でシェアした時のリアクション数、コメントが付いたらCと表記しています。
ちなみに前回はこちら。
2、ニュースヘッドライン
①京都市上京区の北野天満宮で江戸時代に奉納された和歌2495首を新たに発見 R5
②滋賀県彦根市の彦根城博物館で企画展「災害と井伊家伝来資料 関東大震災から100年」を開催。10月4日まで R21
③北海道枝幸町の目梨泊遺跡で8〜9世紀の焼いた熊の骨などを発見 R1
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20230823-OYT1T50121/
④沖縄県名護市のキャンプシュワブ内の発掘調査現場で土器のようなものを発見 R4 C
⑤神奈川県小田原市の久野下馬下遺跡で古墳時代中期の子持勾玉などが出土 R23 C
⑥福島県いわき市の国宝白水阿弥陀堂で大雨被害の調査へ R20
⑦奈良市の重要文化財「旧奈良監獄」を活用したホテル2026年開業へ R2
⑧民間会社が古代人類の化石を宇宙へ R4
⑨韓国の伽耶古墳群が世界遺産登録へ R5
⑩青森県田子町の天然記念物「蛇王の松」を指定解除へ R7
3、事件は現場で起きている
いかがだったでしょうか。
皆様の気になる話題もありましたでしょうか。
個人的にはやはり近県の国宝が被害を受けたという⑥でしょうか。
続報で公開再開の見通しが示されたことで、修復への道筋は見えてきたところでしょうか。
浸水からの腐食などが懸念されますので、今後も注視していく必要がありますね。
そして④の話題は色々と恐ろしい想像ができてしまいますね。
遺跡が発見されて、調査が長引くと彼の国との関係に影響する
国際問題に発展してしまうのではないか、と考えてしまいます。
もちろん現場の担当者は学術的な判断で調査を進めていくのでしょうが
自分がその立場で、政治的な圧力などかけられたら、と考えると胃が痛くなりそうです。
東日本大震災の復旧復興で発掘調査の調査員が足りなくなった時に、全国の自治体から応援職員を派遣してもらったことがありましたが、
数年前に米軍基地移転で、沖縄県の調査員が足りなくなるから応援職員を募集するのではないか、という噂が流れたことがありましたね。
大学院生時代に沖縄の城を発掘調査したことがあるので
機会があればぜひ志願していきたい、と勝手に思っておりましたが
受け入れる側の責任者のプレッシャーは察するにあまりありますね。
そして最後は①の和歌の話題。
まだ世に出ていない和歌が2495首もあったということも驚きですね。
詳細な研究が世に出てくるのが楽しみです。
ちなみに報文中にある「和歌三神」は住吉神のほか、柿本人麻呂と、玉津島神だとのこと。
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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