第1377回 2023/6/12〜25の歴史ニュース

1、こういうときに教養が試されるのか

欧州情勢は複雑怪奇なり、という言葉がこんなにも当てはまることありますでしょうか。

私のTLではいろんな歴史事象になぞらえて今回の経緯を表現している方々がおりました。私自身はとくに持ち合わせていないので、触れませんがこのもやもやした気持ちだけ記録しておきます。

さて、いつものようにヘッドラインの後ろのRはTwitterでシェアした時のリアクション数、コメントが付いたらCと表記しています。

前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①香川県さぬき市では香川大学教育学部のグループが約1000年前、中世の田植えを再現 R8

②中国陝西省で3200年前、商代の大型集落跡を発見 R7

③宮城県大崎市で「刀の教科書展」開催 R6

④福岡県新宮町で「前方後円墳」型の墓地販売 R9

⑤楔形文字の解読をAIで行う「電子バビロニア文学プロジェクト」で「バビロンの街への賛歌」を復元 R13

⑥北海道の釧路市立博物館の収蔵庫が満杯状態 R3

⑦島根県松江市で若槻禮次郎の7歳の時の書を公開 R8

⑧国立西洋美術館の調査で膠の原材料に偽装があることが判明 R8

⑨山形県山形市の文翔館内部の公開  R3

⑩兵庫県神戸市の有馬玩具博物館内の宿泊施設がオープン R7


3、何が残っていくのか

いかがだったでしょうか。

皆様の気になる話題もあったでしょうか。

個人的にはやはり隣の市で開催された③の話題でしょうか。

直前まで私も足を運ぶか迷っておりましたが、仕事での披露を考慮して断念。

無事ギネス記録を獲得したとの報でしたが、これは当該自治体の歴史の1ページとして語られていくのでしょうね。

その現場を目の当たりにすることができなかったのは忸怩たる思いですが、

これもまた縁。

続いては⑤の話題。

チャットGPTが話題になって、当町の議会でも一般質問で問われるようなくらいまで「言葉」は普及しています。

私自身も含めてですが、最新の技術に対する理解度というか、あまりに質疑双方の解像度が低すぎて実りある議論になっていなかったように思います。

むしろこの話題のように、解明できなかった課題が解決できたよ、という前向きな情報が流布していくことが大事なのではないでしょうか。

学生が小論文の課題をチャットGPTに解答させる懸念がある、とか

小中学校の問題作成に有用だ、とか

なんか皮層的な話なんですよね。

もっと本質的な議論、と言ってもこの間聞いていたラジオで言っていたように

産業革命に匹敵するような革命的な技術、だとは全然思えません。

文章を書く、ということにみんなそんなに抵抗があるのか、苦手意識があるのか、

私自身は文章作成の際にはAIに任せたい、と思ったことが一度もないのですが。

ポスターやチラシのデザインとかならいいかも。

入れ込みたい要素を投げて、それを最適なデザインで返してくれるAI。

デザイナーの仕事は奪われてしまいそうですね。

奪われない仕事をしていきましょう。


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