第1376回 2023/5/30〜6/11の歴史ニュース

1、時差がある

久々の更新です。

なんだか二週間に一度だとすっかりタイムリーさを失ってしまう気がしますね。

最近本業でアウトプットが多くて、ブログを書く意欲がすっかり失われてしまいました。

インプットは変わらずしているので、ネタはいくつもあるのですが…

気を取り直して

いつものようにヘッドラインの後ろのRはTwitterでシェアした時のリアクション数、コメントが付いたらCと表記しています。

前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①展覧会を抜け出して1日だけ里帰り! R11

②5月5日の地震で珠洲資料館にも被害 R2 C

③イタリア、トスカーナ地方で2000年以上前の古代ローマ時代の貴重な銀貨を大量に発見 R12

④兵庫県丹波市指定文化財の古文書「柏原藩政日記」に部下を気遣う記述 R6

⑤琉球王国時代の士族の家系図「家譜」がブラジルで見つかり、沖縄県立図書館に寄贈 R11

⑥YouTuberが埼玉県秩父市の中世城郭あとで無断発掘 R13 C

⑦鹿児島県南九州市川辺町宮の飯倉神社に伝わる馬上杯2点が、14世紀の中国・元の時代に景徳鎮で焼かれた青白磁であることが判明 R5

⑧藤堂高虎が豊臣秀吉から下賜されたとされる黄金の茶室が競売に R5

⑨イタリアはポンペイで噴火で埋没した遺構を新たに確認 R4

⑩滋賀県大津市の三井寺でユネスコ「世界の記憶」に登録された文書を公開 R9


3、国の宝

①の話題と関連して、ちょうど今日までやっていた展示会。

家族で見に行ってきたのでいずれ報告します。

②については、やはり数年前に地震があった場所でもこのような被害が起きてしまうんですね。

私が学生時代にゼミの旅行で能登半島を訪れていたことを思い出します。

その時は古墳時代が専門の先生のゼミだったので、珠洲焼資料館ではなく

須曽蝦夷穴古墳を見てきました。

もう20年も前のことですね。

いずれ復興してさらに魅力を増してくれることでしょう!

次こちらを訪れるならば、七尾城も見てきたいですね。

そして何と言っても⑥のニュース。

ほんといつも思うのですが、日本の法律は文化財毀損に甘すぎですよね。

もちろん法律上は罰則規定もあるのですが、おおむかし当時の職場の先輩に

伝家の宝刀は抜かないから価値があるんだ

と諭されましたが、いまだに納得できませんね。

バンバン罰金とってそれを文化財保存の資金にしたらいいのに。

心が荒んでいて過激な発言しちゃいました。

そして最後は何と言っても黄金の茶室。

戦時中に一旦供出されたものが返還された、と記事にありますが

流石に鋳潰してしまうのに抵抗があったんでしょうね。

そして海外に流出せずに国内の所有者に落札されたのは僥倖でしたね。

今後はこのように国の宝となるべき文化財が国外に売られていくことが増えるかもしれませんね。

明治維新期や戦後などのようになってしまうのでしょうか。

しっかりと法整備して守っていきたいものです。

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?