第1226回 2021/11/30〜12/6の歴史ニュース

1、夢の先に

今朝なぜか土偶型のロボットに搭乗する夢を見ました。

操縦はAIがしてくれるので楽チン!ってところが妙にリアルでした。

快適な乗り物は好きですが、やっぱり運転そのものにはあまり関心がないようです。

さて、今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

ちなみに前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①凸版印刷がオンライン寺社参拝サービスを開発 R3

②幕末の志士、川村恵十郎の日記を京都市西京区の子孫の家で発見 R7 C

③静岡県浜松市博物館が収蔵する絵図や古文書など貴重な史料6点の紛失を確認 R8

④鹿児島県霧島市の国登録有形文化財「池田家住宅」で住民有志の大掃除 R10

⑤東京都江戸東京博物館で年始の特別企画 R3 C

⑥千葉県市原市が地権者から海保大塚古墳の土地を無償譲渡 R10

⑦北海道室蘭市で坂本龍馬愛刀の押型を発見 R8

⑧北海道旭川市の永山4遺跡から、縄文時代晩期から続縄文時代初頭の東北地方の土器や道内には生息しないイノシシの骨が出土 R4

⑨熊本市の国指定天然記念物「藤崎台のクスノキ群」の折れた枝の内部から、西南戦争(1877年)で薩軍が撃ったとみられる銃弾2発を発見 R8

⑩千葉市で加曽利貝塚にちなんで「イボキサゴ」を活かしたメニューを開発 R9

3、問われる姿勢

いかがだったでしょうか。

皆様の気になる話題もありましたでしょうか。

③の史料紛失の問題ですが、ちゃんと公開する、という姿勢は評価されていいのではないでしょうか。

ちょうど今、新型変異株の情報を公開した南アフリカが

割に合わない、そんな待遇をされているのが話題になっていますが

まずは正しい情報を公開する、というのが問題解決の端緒となることは間違いありません。

行政に預ければ安心、と思いがちですが

人事異動がつきものの組織なので、

何かの拍子で引き継ぎが十分になされず起きてしまう事故というリスクは常にあります。

まずは属人的な管理ではなく、システム的な運用ができるようにすることしか解決はありませんね。

⑨の話題も盲点というか全く予想もしなかった切り口でした。

近代の戦いではいつどこでどのような戦いがなされていたのか

かなり詳細にわかるでしょうから、このように木に刺さった銃弾という「遺構」も検出できる可能性は少なくありません。

東北地方でも戊辰戦争の際の銃弾など探せばありそうですがどうなのでしょう。

そもそも森の中で小さな銃弾の痕跡を探す、というのは非常に労力がかかることですよね。

そして最後は縄文時代の調味料。

フォロワーさんが教えてくれて知ったのですが、古代の「久米歌」に

細螺(しただみ)という名称で「イボキサゴ」が登場する、ということ。

古代でも身近な生き物だったことがわかりますね。

縄文時代の調味料として使われていたとしたら、確かにどんな味がするのかちょっと試してみたい気もします。

来週もどんなニュースに出会えるのか楽しみです。


本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。








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