第1474回 2024/5/5〜19の歴史ニュース

1、再発見しました

仕事の一つのヤマが終わりました。


と言っても私はサポート役を務めて講座の前座をやっただけですが

せっかく専門家の方をお呼びして調査してもらったので、

しっかり成果が上がって、地域の方に還元できてホッとしました。

今月はまだ主担当の委員会と展示作業が一つ残っているのでまだまだ一息とはいきませんが、こなしていくしかありませんね。

さて、いつものようにヘッドラインの後ろのRはX(旧Twitter)でシェアした時のリアクション数、コメントが付いたらCと表記しています。

ちなみに前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①イングランドでローマ時代に作られた謎の12面体を発見 R5


②静嘉堂文庫美術館のグッズ曜変天目アロハ人気 R4 C

③群馬県太田市の威光寺で鎌倉時代の人骨が出土 R14

④宮城県名取市で江戸時代の高札を発見 R8

⑤早稲田大学名誉教授長沢和俊氏の研究資料を韓国国立文化財研究院に寄贈 R11

⑥滋賀県東近江市の能登川博物館で「飛び出し坊や」の展示会 R6

⑦三重県尾鷲市の県立熊野古道センターで「裏の屋敷資料展」 R18

⑧京都府の文化財修理センター建設予定地で法住寺殿関連の遺構を発見 R1

⑨京都市伏見区の木幡山伏見城下の大名屋敷跡で防御的な遺構を発見 R10

⑩盛岡市史が万全の体制で進捗 R5

3、

皆様の気になる話題もありましたでしょうか。

個人的には①の謎の12面体、気になります。

パーカー氏がCNNに明らかにしたところによれば、ローマ時代の文献には12面体に関する記述は見られず、当時のモザイク画にも描かれていない。

という謎っぷり。

ブリテン島で33個、世界中でも130個出土しているから

まったくの偶然で同時に生まれた造形でもなさそうです。

続いては新田義興の墓から実際に鎌倉時代のものと考えられる骨壷が見つかった、とのこと。

義興といえば、漫画『逃げ上手の若君』にも登場するキャラ。

江戸時代には平賀源内作の人形浄瑠璃の演目になるほど知名度があった、と記事にもあります。

最後に⑩の市史編纂の話題。

県庁所在地とはいえ、万全の体制で臨まれ、素晴らしい編纂が進んでいますね。

市は4月下旬に資料編と写真集を発行した。A4判カラーの写真集には市民らから1万767点の写真が寄せられた。盛岡の自然や街並み、市民の暮らし、時代の移り変わりを紹介した。600部刷ったが、すでに完売した。

という成果にも驚きです。

市民の期待が大きいことがよくわかります。

自治体の規模としてはこの10分の1でもいいからなんとかいいものを作りたいものです。

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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