第1360回 2023/1/17〜23の歴史ニュース

1、寒波が災害

強烈な寒波が列島を襲う、と言われてなんだかみんな恐々としています。

この時間、1月24日の22時現在ではすでに日本各地で高速道路の通行止めが起きているようです。

日本海側を中心に大雪警報が発令され、岡山県では「顕著な大雪に関する情報」が報じられ、観測史上最大の積雪となりそうだとのこと。

令和5年豪雪と名付けられ記憶されることになるでしょうね。

ミヤギでは風が強くなっていますが、雪は降っていないようです。

明日の出勤時の電車が遅れるのが心配なくらい。

それはさておき、今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

ちなみに前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①博物館法改正案に関するパブリックコメント実施 R2

②イスラエルの教会跡で鉄のリングで繋がれた僧侶の遺体 R2

③京都府南丹市で地元にある史跡へ道案内する看板19本を設置

④長野市の塩崎遺跡群で弥生時代前期に西日本に多く見られる「遠賀川式土器」が大量に出土 R24

⑤京都御所で新年の干支にちなんだウサギの障壁画を特別公開 R2

⑥長野県上田市の上田城で櫓の復元に着手 R20

⑦東京国立博物館の館長が危機感 R30

⑧イスラエルで1000年前のダチョウの卵の殻を発見 R11 C

⑨広島県福山市の福山城築城400年記念のフィナーレ R14 C

⑩福井県若狭町の年縞博物館が新たな研究手法「光ルミネッセンス(OSL)」を取り入れ、成果を論文で発表 R1

3、声を上げること

いかがだったでしょうか。

皆様の気になる話題もありましたでしょうか。

個人的にはやっぱり⑦の話題が一番印象的でした。

燃料高騰からの電気代値上げ。

どこの施設も苦境にあるかと思いますが、国の文化財の根幹を支える、

もしくはフロントランナーであるべき東京国立博物館が声を上げることは

大いに意義があることでしょう。

ちょうど今日、一般行政職が広域で集まる研修会があり

この話題を出したところ、文化財の収蔵にそれほど費用がかかるということを知らなかった、という反応が多かったように思います。

人間がいるところより優先なんです、というネタも出しつつ

少しでも理解を広げら得るような取り組みを地道にしていくしかないですね。

続いては⑧の話題。確かに日本の発掘調査成果で鳥の卵が検出された、という話は聞いたことがありませんね。

土壌の特性で残りづらいとは思いますが、全く食べていなかったとは言えないでしょう。

縄文人は野鳥の卵を食べていたのか。

中世では「闘鶏」はあったことは知られていますが、鶏卵はどれほど一般的な食材だったのか、

意外と知らないって気づきました。

そして⑩の年縞博物館の取り組みはまさに世界を牽引する貴重な存在です。

今後も最先端の研究成果を上げてくれることが期待されますね。

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


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