第1372図 2023/3/22〜27の歴史ニュース
1、年度末ですねぇ
今日は毎年恒例となっている年度末の廃棄文書整理。
言葉だけ聞くとわからないと思いますが、実際は重い紙の束を倉庫に運ぶ大仕事。
もう若くないので体が悲鳴をあげています。
さて今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。
2、ニュースヘッドライン
①親鸞が得度で使ったとされるかみそりが初公開 R7 C
②東京都文京区立森鴎外記念館が、春の特別展「鴎外の食」を開催。7月9日まで R3 C
③三重県松坂市の松坂城跡で設置された手すりに対してSNSで賛否別れる R12
④修復していた仙台藩祖伊達政宗の騎馬像が仙台市青葉区の仙台城跡に戻っる R6
⑤歴史学者平山優がこのたび、ポニーキャニオンとエージェント契約を締結 R6
⑥ケンブリッジ大のエンリコ・R・クレーマ准教授(数理考古学)らが、弥生時代のイネが日本でどう広がったかを数理考古学の手法で解析 R3
⑦奈良県明日香村のキトラ古墳の石室壁画について、泥で隠れていた獣頭人身十二支像のうち「辰(たつ)」「巳(み)」「申(さる)」の図像を確認R3
⑧英国のダービーシャーで先史時代に属する家畜収容のための円形溝遺構を発見 R2 C
⑨福島県会津美里町で町の写真館昭和初期の動画を鑑賞する「よみがえる貴重映像!90年前の会津 鑑賞・座談会」を開催 R5
⑩長野県筑北村で民俗資料館の収蔵品を無償で村民に譲渡する会を開催 R2
3、なんだか悲しいね
いかがだったでしょうか。
皆様の気になる話題もありましたでしょうか。
③については次の回で関連する話題とともに触れます。
そのほかで個人的に印象的だったのは⑩の話題でしょうか。
資料館が廃止になると収蔵庫に収められていた資料がなんと住民に譲渡される、という話題。
他の方もおっしゃっておりましたが、最近はこの様な話題が少なくありません。
博物館資料としてはそれでいいんでしょうかね。
元々は自治体の歴史を語る上で欠かせない資料、として税金をかけて維持管理されてきたわけです。
維持管理できなくなったから放出する、というのはどうなんでしょうね。
残すべきものとそうでないもの、の峻別はされたのでしょうか。
されたのであれば、それはどの様な基準で、誰の責任において行われたものなのでしょうか。
例えば自治体の文化財審議委員のような外部団体の意見も聞きつつ、
ちゃんと首長や教育長の決裁を経て、正規の手続きを踏んで行なっているものなのでしょうかね。
専門職員でもない一担当者の判断で、譲渡していいものと、それでも残していくものが分別されたとしたら悲しいですね。
いやそれすらも行われず、一括全点譲渡された、という方が悲しいか。
明日は我が身か。
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?