第1342回 2022/11/8〜14の歴史ニュース

1、こころの衛生を考える

今日は職場のメンタルヘスセミナーに半強制的に参加させられてきました。

みんな口を揃えて、

この忙しい時期にセミナーに時間を取られるのがそもそもストレスだ!

と言いますが、それは全くその通りなのですが

じゃあどうすればいいの?という担当課さんの気持ちも察することができてしまうので、個人的には複雑な心境です。

なぜか職場で「衛生」担当委員にもなっているので切実です。

さて本日も気を取り直して、今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

ちなみに前回はこちら。


2、ニュースヘッドライン

①宮崎市高岡町の元武士の家から西郷隆盛直筆の掛け軸が見つかる R22

②岡山市の岡山城「令和の大改修」を終え、公開へ R1

③福井県坂井市のる国史跡「六呂瀬山古墳群」の発掘調査で、1号墳の全長が143メートルと確定し、北陸最大の前方後円墳であることが判明 R9

④イタリアのナポリ州のポンペイの近くにあるスタビアーエでローマ時代の配水システムを発見 R6 C

⑤イタリア中部トスカーナ州サンカシアーノデイバーニで、紀元前2世紀から紀元後1世紀ごろのものとみられるブロンズ像20体以上と金や銀、銅製の硬貨約5千枚が出土 R6

⑥宮城県岩沼市の原遺跡で45m以上にわたる大溝跡が見つかる R7

⑦北海道夕張市で「模擬坑道」の復旧費用をガバメントクラウドファンディングで募集 R2

⑧長野県松本市の真光寺遺跡で「首実験」の痕跡か R9

⑨大阪府島本町の越谷遺跡で遺構を気づかず埋戻したか R3

⑩鳥取市の県立博物館で戦国時代の土地売買に関する企画展 R4

3、新発見あれば失うものもある

いかがだったでしょうか。

みなさまの気になる話題もありましたでしょうか。

⑥の話題はすでに現地説明会参加記として報告しています。

個人的には⑨の話題が最も印象的でした。

というか自分は大丈夫か、とガクブルしました。

後鳥羽上皇ゆかりの離宮、そこの州浜地形、

要は中世に庭園として整備された可能性の高い場所を

町の担当者が確認調査をした際に、

「これは自然地形」と判断して遺跡として保護を検討しなかった、

ということなのでしょう。

一担当者の判断が遺跡の存続に与える影響の大きさに震えます。

私自身も引き締めてかからないといけませんね。

小さな町だと自分が間違った判断してもただしてくれる専門知識を持った先輩や上司はいないこともありますからね。

⑧の話題も気になります。

50基ほどの小さな穴が見つかり、そのうち調査が進んだ16基から人の骨が見つかっているとのこと。

しかも全身ではなく頭部のみという異様さ。

やはり戦で討ち取った敵の特定をする「首実験」なのでしょうか。

手柄の証拠として首を持ち帰ったものの、用が済めば丁重に埋葬する、

ということなのか

戦で討ち取られた味方の首を取り返して埋葬したのか

前者の方がありそうな気もしますが、まだ出土例が少なくて実証できませんね。

穴同士が重なっていないことから、墓標などが立てられていたか、同時期に埋葬された可能性がある。

というあたりが重要な要素になってきそうです。

本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?