第1298回 2022/5/31〜6/6の歴史ニュース

1、天に望まれているかのよう

今週は土曜日の準備から始まって日曜日の本番まで町民大運動会に追われた日々でした。

金曜日までゲリラ豪雨だったのに土曜日はカラッと晴れて、日曜日も風が心地よい運動会日和。

こんな珍しい空も見れました。

「ハロ現象」っていうのでしょうか

月曜日の今日はまたしっかりとした雨ですから、図ったようです。

皆の日頃の行いがよかったのでしょうな。

私はしっかり日焼けしてヒーヒー言っています。

それはさておき、本日も気を取り直して、今回もヘッドラインの後ろのRはコメントをつけてリツイートした際にいただいた、いいねとリツイートの件数、Cはコメントがついたことを示しています。

ちなみに前回はこちら。

2、ニュースヘッドライン

①埼玉県本庄市の塙保己一記念館で保己一の奉納刀を特別展示 R3

https://news.yahoo.co.jp/articles/d5438e40794bafc71a84a3e966192de8f9c63e29

②宮内庁三の丸尚蔵館のウェブサイトで収蔵品検索等が可能に R7

③愛知県江南市の久昌寺が解体へ R11 C

④鹿児島県霧島市の上野原遺跡で年代測定に1万500年前の集落跡だったことが明らかに R11

https://news.yahoo.co.jp/articles/12b4d31a975e79c295fc7ec16a2d46b5cc75d7f7

⑤ブルガリアのイズグレフで水中考古学の手法でトラキア時代の遺跡を発掘 R5

⑥福島県飯館村山津見神社で3月の地震で被害を受けた土蔵から古文書などを救出 R10

⑦奈良県田原本町の宮古平塚古墳で完全な形の太鼓型埴輪が出土 R15

⑧山形県酒田市の旅館から北前船交易関係資料を発見 R9

⑨福井県越前市の千代鶴神社で刀匠が池に沈めた狛犬を捜索 R12

⑩フランスのルーブル美術館でモナリザにケーキが投げつけられる R8

3、モノは残せずデータばかり

いかがだったでしょうか。

本日も気になる話題がありましたでしょうか。

⑩の話題は衝撃的でしたね。

日本で言うと金閣寺が焼失した事件を想起させるような凶事です。

美の象徴、権威の体現みたいなものをぶちこわしたい、という欲望を産んでしまうものなのでしょうか。

結果としては十分な対策がしてあったので実害はなかったのかもしれませんが、

未遂であっても世界的な話題になってしまったのは、犯人が利するのでちょっと残念ですね。

そして⑦の太鼓型埴輪の写実性たるや。

古墳時代の人が造形したモチーフを現代人が一目見てわかる、と言うのは素晴らしいですよね。

一方で③の話題はやるせないものでした。

確かに自治体が歴史的建造物を寄贈されても良好な状態で保存できないのならやむを得ないことだと思うのですが

「古材」だけ保管してどうするのでしょうか。

他の歴史的建造物の保存修理に使ってしまうことになるのでしょうか。

それはそれで中世みたいで個人的にキライではないですが

どうなんでしょうね。

そして最後はまたもやオープンデータの話題。

皇室に伝承された数々の至宝を高精細の画像で公開してくれています。

いい時代になったもんですね。

各地の資料館博物館がどんどん資料をウェブで公開してくれるようになると

資料の公開が進み、色々な化学反応が生まれていくことでしょう。

未来は明るい!

というわけで本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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