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研修に参加していた中学生から学ぶ

昨日は、某自治体の自主研修会。
昨年度に続く開催で、初めて参加させてもらった。参加者と登壇者、運営の先生方がつくる温かい雰囲気が素敵な時間と空間。

分科会では、市内の中学生が、普段どのようにGIGA端末やICTツールを活用しているかなど報告する時間があり、フロアからこういう質問があった。

保護者向けのアンケートを紙で回収するのではなくて、QRコード実施に変更したら、回収率が前年度より大幅に下がってしまった。中学生視点で、何か良い方法はないですか?

一人目の質問

今ある、ICTツールが使えなくなるとしたら、どうしますか?

二人目の質問

これらの質問に、中学生が自分の言葉を紡ぎながら返答する姿に何より感心したが、研修の後、座談会形式でフリートークをする時間があって、僕のテーブルにその中学生が、たまたま来てくれたので、さっきの質問のことを、どう思ったか聴いてみた。

うーん、あんまり分けて考えたことがなかったので。例えばメモをとるとかいうタイミングでも、iPadでメモをとる子もいれば、自分のメモ帳に手書きでメモをとる子もいます。それで良いじゃんって感じです。

中学生が話してくれたこと

デジタルとアナログを分断した考えや発信が多い中で、彼らの中にはその発想は恐らくないのだろう。
質問者に対する悪意はもちろんないが、「そんなのどっちでも自分の好きな方で良くない?」というナチュラルな感じにすごく好感が持てた。

こう言い切れるだけ、生徒たちに選択と権利がある、文具のごとく端末を使い倒している、そういう風土がつくられている学校なのだろうと感銘を受けた。


子どもは、だんだんと人間になるのではなく、すでに人間である。
彼らの理性に向かって話しかければ、我々のそれに応えることもできるし、
心に向かって話しかければ、我々を感じとってもくれる。
子どもは、その魂において、
我々がもっているところのあらゆる思考や感覚をもつ才能ある人間なのである。

https://www.unicef.or.jp/event/korczak20191026/

「子どもの権利条約」に強い影響を与えたといわれるコルチャック先生の言葉が浮かんだ。

是非、参観に行きたい!

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