何かをなすという経験
かつて、こんなことを言われたことがあります。
教育学部しかない単科大学に通っていた頃から、耳にタコができるほど聞かされてきた「教員は社会を知らない」と並んで、未だに結構グサッと刺さってる言葉です。
10年以上、学校で働いてきて、残念だなと感じることの一つに、「やったもん負け・言ったもん勝ち」の風土というのがあります。
何かをしようとする人(生徒の場合もあります)への敬意を欠いた発言や揚げ足取り、できない、やっちゃダメって教員がすぐ言ってしまう理由って、何かをなしたことがほとんどないところから来るのではないか?と思うことがままあります。
常に教員が、前例にない新しいことをしたら何か言われるんじゃないか?場合によっては叩かれるんじゃないか?失敗したらどうしよう…などと恐れ怯えてるように見て取れることもしばしばあったりします。
ただ、こういう状況であったとしても、何かをなしたいという方がゼロじゃない、と信じています(信じるしかありません、の方がしっくり来るか笑)。
四捨五入したら40になったここ数年で、その存在にまず気づいて、その方たちのやりたいことをサポートする側にまわる、これが自分に必要なことの一つなのだろうと考えられるようになりました(ようやくなのでお恥ずかしい)。
これは、企業勤めをした経験のある同僚から聞いた言葉です。
前例主義から脱して、インスタントで良いから、教員誰しもが何かをなそうとする、なすことによって生まれる失敗込みの循環が起きてくれば良いなと思っています。この循環を起こすこと、これが僕の今なしたいことなのかもしれません。
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