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弁護士、選び方のおすすめ

私が裁判で要求を通すことができたのは、全てこの方のおかげと言っても過言ではない。

そう、弁護士さんです。

別記事で触れましたが、私は総額500万円(遅延損害金含めたらもっと)
判決でいただいたので、相場で考えると高額です。

弁護士選びを間違えていたら、絶対に無理だったと思います。

ですが、最初から担当弁護士さん(以下、担当さん)が自信満々に「絶対取れます。いってやりましょう!」というテンションではありませんでした。

・独身偽装の相場がそもそも低い。

・交際期間が短すぎて勘違いレベルの2か月、恋愛関係と言えたか?
(1か月目2回しか会っていない。2か月目は毎週別れて欲しいと私が懇願している。最後に絶縁するために会った日含めて2回しか会っていない)

・加害者の奥さんから訴えられる可能性があるが、問題ないか。

・納得のいかない判決の可能性がある。その際には精神的に今より苦しくなるかもしれない。

・お前にも非がある点がある、特殊な裁判だからどうなるか本当に読めない。

担当さんは決して私の事件を受任したくなかった訳ではなく、逆の独身偽装男側の立場で弁護した事があり、多方面からお気遣いいただきました。


・弁護士費用と雑費

参考として書きますが、受任費用40万かかりました。
個人の弁護士事務所ですので、担当さん1人の事務所です。
正直、高めです。

私の場合は加害者、奥様、ご両親、それぞれ常識の無い人物のフルコンボだったため、裁判をするしかなくなり、この金額になりました。

※私のお願いした弁護士さんは、裁判の程度によって着手金が異なる方です。

例えば、100万円規模の裁判でしたらもう少しお安いです。
もっと言えば、裁判せずに示談のみだと更にお安いです。
私が1000万円の裁判をしていれば更に高額でした。

その他、裁判所への書類提出に貼る収入印紙代、
加害者との会話録音の文字起こし代などの雑費が4万円程です。


余談
私は500万円で判決が出るとは考えていなかった+その10分の1の金額で終わらせるつもりですらありました。

裁判になるなんて思ってなかった😶

実際に50万円でいいと伝えもしました。
500万の請求は提訴する事になってから初めて口から出た金額です。 

示談の話を持ちかける

裁判
と手順を踏んでいます。

裁判にまで踏み切るのも最初は抵抗がありましたし、なぜこのような事になったのか、今でも分かりません…

(別記事で書きますが、何を思ったのか裁判に乗り気だったのは加害者サイド🤣)


相場で考えた時に私の払った金額は安くありません。
私がTwitter(現在のX)などで見ていた限りだと、高くても30万円くらいが多かったように思います。

ですが、無料相談で弁護士10名弱お話を伺った結果
絶対にこの方にお願いしたいと思い支払いました。

・担当弁護士の何がよかったか、どのような影響があるか

10名弱の弁護士の方にアポを取りお会いしましたが、その他2名ほどは電話した時点で断られました。
「うちじゃない方がいいと思います」(離婚、不倫に強いとうたっているのに🙄)

「時間がとれません」(もっとマシなこと言ってくれ🤨)

こんなことを言う事務所に食い下がってまで、お願いする特殊な理由がなければスルーが無難です。

そして事務所に伺って対面で相談をしますが、10名弱にほぼ同じことを言われました。

「相手の支払い能力がなさ過ぎて、裁判をしても意味があるか分かりません。」
「裁判したらマイナスになると思います。加害者は離婚されていませんよね?奥さんに訴えられたら難しいと思います。」
「判例もそんなに多くないですし、とれて50万くらいですが、期間が短すぎて交際していたとして認められないと思います。」

???

世の中やったもん勝ち?…加害者に優しすぎないか?

正直弁護士探しは疲れます。
同じ話を何度もしてその度に否定され、肯定されたかと思えば立場が悪いから諦めろと言われる。今思い出しても地獄の時間でした。



でも拾い上げてくれる神もいた。

担当さんはアポ取りの電話をした時点で他とは全く違いました。
弁「相談予約ですね。よければ今内容を言える範囲で詳しく聞かせてもらえますか?」
私「△〇〇〇〇×〇〇△(10分程語る)」
弁「概ね貞操権の侵害ですね、分かりました。来た時にまた詳しく聞かせてください。お待ちしています。」

🫥…お金にならないのに結構話聞いてくれたな🫥

休職中だったので、強めにお願いして次の日には伺いました。

そして、内容を1時間説明したのちに最初に書いた注意点を説明されます。

・独身偽装の相場がそもそも低い。

・交際期間が短すぎて勘違いレベルの2か月、恋愛関係と言えたか、おそらく相手から詰められる。
(そもそも交際するまでに肉体関係があった。交際を始めて1か月目は2回しか会っていない。2か月目は毎週別れて欲しいと私が懇願している。最後に絶縁するために会った日含めて2回しか会っていない)

・加害者の奥さんから訴えられる可能性があるが、それは問題ないか。

・全く納得のいかない判決の可能性がある。

・お前にも非がある点がある、特殊な裁判だからどうなるか本当に読めない。

でも、勝ち筋としては大いにあると思う。
少なくとも勝ちかは分からないが負けはしない。
奥さんと戦うのが怖かったら裁判はしない方がいい。

裁判の利点としては、自分が被害にあい、酷い目にあったということを
第三者に断罪してもらうことができるため精神面で救われる。(逆も然り)

と説明されました。

いくら勝てるのか全く見当がつかないし、提訴するのはご自身なので、
1000万円で裁判を起こしたかったらそれでもいいです。
ただ、満額は取れないと思って下さい。
相手は必ず嘘をついてきます。
裁判は嘘のつきあいだと思って下さい。

社会人経験すら少なかった私に社会科見学の説明をするかのように、
細かく説明をしてくださいました。

ちなみに当時の担当さんの得意分野として挙げられていた案件は
「交通事故」「遺産相続」で、独身偽装どころか、不倫案件が得意とも書かれていませんでした。

ずばり担当さんの決め手は、説明の細かさ、丁寧さです。

メリットを説明したかと思えば、聞いてもないのにリスクを2個くらい教えて下さるかなり誠実な方でした。

リスクを説明し始めても、必ず「~してくると思いますが、その件は払うとしても〇〇円でカタが付くようにします。」と説明して下さり安心感がありました。

担「独身偽装男の弁護士として裁判したこともあります。」
私「…勝ったんですか。」
担「こちらに非があることは前提ですが、本人が払う。と言っている金額までは慰謝料を下げることができました。」
私「相手の人かわいそう…」
担「もちろん今回の立場の弁護の方がやりやすいですよ!だってクズですよ男側は…仕事ですからもちろんちゃんとやりますが…ですので、相手方が何を主張してくるかは大体見当が付きます。」

世間話程度に何を主張してくるのか教えていただきましたが、ここでは様々な目があるので割愛させていただきます。

※離婚、不倫に特化していなくても各弁護士の力量によっては
貞操権の侵害に詳しい方もいますので、限定して調べなくてもよいかもしれません。

この担当さんの細かくて丁寧な性格がポイントになりました。
私は法律に関して素人でしたが、とにかく細かく確認をして下さるので
請求理由(罪状)を増やすことができました。

訴状の推敲を重ね、何度も私に不備はないか聞いて下さったので
これは使えないか、これは何かしらの罪にならないか。
私自身も人任せにならず裁判が始まるまで考え続けることができました。

もし担当さんが、
こちらで作成した物を最後に確認だけして下されば裁判所に送ります!

のような弁護士であれば、記載が漏れていた「請求原因」がありました。
これは担当さんがうっかりだったわけではなく理由があります。

加害者は15時間以上朝から夜まで、仕事中や休憩時間問わず30分も開けずに怒涛のLINEを送ってくる人間だったので、とてもではありませんが、
仕事であっても1人の人間が精査できる分量ではありませんでした。
ですので、
・作っていただいた訴状の文面確認依頼が来るので確認する→
・自分のLINEなどを見返して訴状に記載のない不法行為疑い文言を送る→
・担当さんは精査して訴状に組み込む→
を何度か繰り返しました。
その結果、担当さんのお人柄もあり、力を合わせて訴状を作ることができました。
それができていなければ少し中身の薄い訴状になっていたかもしれません。
後から付け足すこともできないので大切な工程だったと思います。


弁護士との相性は大切と言いますが、コミュニケーションが上手く取れなければ質問も、裁判や調停などで有利になることを思い出しても話が上手く進みません。

私は疑問をすべて細かく説明を求めていましたが、都度説明して下さったので裁判が終わった今でも疑問や心残りがありません。

10人弱を渡り歩いたかいがありました😭

これから裁判や調停をする方にベストな弁護士さんが見つかりますように。

読んで下さりありがとうございました🪄











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