弥陀

自分のnoteは自分への戒めも含めています。 雑多ですがよろしくお願いします。

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最近の記事

ADHD

✳︎ADHDの歴史 ADHDという概念は比較的新しいものです。 ドイツの医師のハインリッヒ・ホフマンが作った絵本「そわそわフィリップのおはなし」として紹介されたのが1840年代のこと。論文では、1902年にイギリスのスティルが「反抗的で落ち着きのない行動」に注目をして報告しています。その後、1937年にはブラッドリーがこのような多動の子どもたちには、中枢刺激薬が有効であるとの報告がなされました。 大きな転換は、1962年に「微細脳損傷」から「MBD(微細脳機能障害)」として、

    • 少女とりんごの木(コラム)

      このストーリーを読んで、後に出される問いについて考えて見てください。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 少女は、小さい丘の上にある大きなりんごの木を見上げていました 雨の日も、嵐の日も、照りつける日差しが暑い日も 雪の日も 少女は毎日、りんごの木を見上げています 村にいたある男は気になりました 「なんであの少女はあんなにもりんごの木を見上げているのだろうか?」 男はふとそう思い少女をみていると、老人がやってきて言いました 「あの子はね、りんごを食べたいんじゃよ、でもまだま

      • ヘルプ・アクション(コラム)

        問題行動という言葉を1度は耳にしたことはあると思います。また、実際にそのように呼ばれる行動を見たこともあると思います。暴言暴力、破壊行動、盗む、嘘をつく、授業を妨害するなど様々です。 私も多くのイラッとさせてくる子たちと出会ってきました。読んで下さっている皆様もそのような経験があると思います。このイラつきは何故生まれるのでしょうか?ある意味、このイラッとする経験が、その子に思いを向けるための第一歩になる大切な感情なのかなと思います。 1.問題の一人歩き 私は問題行動という

        • 揺さぶられる支援者(コラム)

          1.現場で見られる具体的な行動 嘘をつく、物を壊す、盗癖、相手をコントロールする、暴言を吐く、舐める、卑猥な発言など多くの対応に困る行動をすると思います。そうした行動を目の前にした時に、どのように対応していくか、という事を考えると思うのですが、とても迷うと思います。そして、毎日そのような行動に悩まされ、変わらない行動に疲弊していってしまいます。こうしたことは現場でよく目られることです。 しかし、そのような問題を起こす子どもが悪いわけではありません。何故支援者は揺さぶられて、疲

          APD(聴覚情報処理障害)

          聴覚情報処理障害(Auditory Processing Disorder=APDと略されることが多い)とは、聴力は正常であるにも関わらず、日常生活のいろいろな場面で聞き取りにくさ(聞いた言葉の内容が理解しづらい状態)が生ずるというものです。 具体的には、音を収集・感知する箇所(外耳、中耳、内耳、末梢の聴神経)の機能には異常が無く、聴覚情報を処理する「脳」の中枢神経に何らかの問題がある状態です。音は聞こえているのに、「言葉の処理」ができない状態なのです。その障害をもつ潜在的

          APD(聴覚情報処理障害)