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【連載小説】週末はサーフィンする

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読むとサーフィンした気になる!ゆる〜い湘南ライフ物語。
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#創作大賞2024

連載小説 | 週末はサーフィンする #8 完結

▼前回の話 「大丈夫そうでしょうか?」  木本さんはパソコンを操作するおれの後ろで、強張…

紡ちひろ
4か月前
19

連載小説 | 週末はサーフィンする #7

▼前回の話  ひさしぶりに江ノ電に揺られていた。  9月初旬。江ノ電の窓から見える海面はま…

紡ちひろ
5か月前
19

連載小説 | 週末はサーフィンする #6

▼前回の話 「基本はこちらのマニュアルを見てもらえば大丈夫ですが、もし困りごとがあればい…

紡ちひろ
10か月前
25

連載小説 | 週末はサーフィンする #5

▼前回の話 「鹿島さん、なんか焼けました?」  休憩中、自販機で缶コーヒーを買っていたお…

紡ちひろ
1年前
47

連載小説 | 週末はサーフィンする #4

 ※この作品は現在、note創作大賞2024に参加しています。気に入っていただけましたら「スキ」…

紡ちひろ
1年前
50

連載小説 | 週末はサーフィンする #3

▼前回の話  当たり前だろうが4月の海は冷たいーー。  周りの人々が平然と裸足で海へ入っ…

紡ちひろ
1年前
40

連載小説 | 週末はサーフィンする #2

▼前回の話 『ピピピ! ピピピ!』  本日は日曜日。ただいまの時刻、午前四時。 おれは薄っすら開けた目でスマホの時刻を確認し、目覚ましの音を止めた。 ーー正直、まだ寝ていたい。  なぜあんな約束をしてしまったのか、おれは少し後悔していた。しかし、ここで約束を破れば会社の信用に関わるかもしれない……。  おれは観念して暖かい布団から飛び起きた。 4月の朝はまだ肌寒い。凍えながら三十分で支度を済ませ、コートを羽織る。鎌倉行きの始発電車に乗るべく、まだ誰も活動していない薄

連載小説 | 週末はサーフィンする #1

「先輩は週末いつも何してるんですか?」 「……特に何も」  4月、先日入社してきたばかり…

紡ちひろ
1年前
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