怖い?

私は普段たくさんの妖精達と暮らしている。
部屋は妖精達でぎゅうぎゅう詰めだけれど圧迫感はない。
みんな私を好んで側にいてくれるのだし
優しく愛らしい妖精達とおしゃべりをしたり一緒に眠ったりする時間は
心から安らげる私の日常だ。
外出好きな子は一緒に外出もする。

妖精達が消えた瞬間
素肌の上から下へ背筋に感じる冷気
肩には属性違いの何かの気配。無意識に両肩をサッサッと払う。

え?怖いって、何が?

自分の足元を見てよ いまあなたが踏んづけてるもの。
私達が歩かされているこの地にあったゴロゴロしたもの
見えないの?

見てないの?
その方が怖いわ。

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