旅の記録20240210-20240212

愛知県の豊田市美術館に行きたいなあと思って、ついでだったらその周りの美術館とかも見て回ろうと思って行ってきた旅の記録です。

当日、家は5時50分に出ました
バスは始発 駅まで20分ほど歩く予定でしたが少し寝坊したので
バスの始発がすぐに出るからそれに乗って
最寄りの駅から東京に出て一番早い新幹線で名古屋まで

名古屋から名鉄
名鉄は種類がありすぎで何に乗れば良いか分かりません
マップアプリに従って乗り換えて藤川駅まで来ました

徳川家康公

道の駅藤川宿では肉の焼けるいい匂いがしていました
ちょっとのぞくと、開店前から売店の狭い通路に人が並んでいましたが
それを横目に道をひたすら歩いていきました。道の駅は帰りにでもまた寄ればいいや、と思っていつも寄ることはできないのが常です

ほんの少しだけど藤川宿の道の駅の中も見て来た

最初の目的地は岡崎こども世界美術館
駅からしばらくは国道1号の太い道路の脇の歩道を歩くが脇にそれると歩道も片側にしかなくなります
自動車部品で有名な会社の工場があったり愛知県だなあと思いつつちょっとした上り坂の山道を歩いて行きます

レッドバロンのスクールもあった

だんだん道は細くなり木々が生い茂る中を結構歩くなあと思っていると、美術館らしい建物が見えて来ました。建物の裏手だったので表側に回るのに職員三様の駐車場を通らせてもらったりして

この地図の一番下の端の歩かないか分からない道を通ってたどり着いた

おかざき世界こども美術館の展示はトリックアート。遠近法の錯覚を面白く取り扱った絵が壁や床に貼られていて絵の上に立つことであの中にいるような写真が撮れるのが面白い

写真を撮る立ち位置も示されてて親切

野外にも空中に浮いているように見える島がありました

パッと見浮いているように見える

どうなってるのか近づくと鏡が周りの風景を映していました
良くマジックのトリックにも使われるやつですね

近づくとこんな感じ この面は鏡に半身の人形のオブジェが貼られていた

庭は結構広くて古代味あふれたオブジェが散りばめられていてちょっとした散歩が気持ち良い
小高い丘を登ると展望台があって美術館の敷地が一望できるようになっていました

展望台へ行く道 やや気が古ぼけていて不安だけどしっかりしてた

子供と一緒に物を作れるような部屋もあるようで楽しそう
午前中なのに結構な人数の家族連れが来てました
一通り見たので次の目的地の岡崎美術博物館を目指すことに
マップアプリを起動して目的地を入れると岡崎こども世界美術館から岡崎美術博物館へ歩いて30数分と出ました
駅まで戻ってまた歩くのも大変だし行って見るかとみちにでました
途中のファミリーマートでみずやドライフルーツとナットを買い足したりして動き出したのですがなんだか道はどんどんと細くなり

多分東名高速 右に行ったら工事現場の会社の事務所みたいなところがあった

終いにアプリの示すルートは舗装もされていない高架下に入るように
それでも進んで砂まみれの所を歩いて行った先にあったのは細く錆びついた赤い塗料も剥げて木の枝に飲み込まれた橋

立ち入り禁止の札が橋に登る階段の前に砂に埋まる感じで立ってた

かなりの間逡巡して、別の道を探したりうろうろ、うろうろ
たまたまトラックで来た工事の下見?の人にすがるような気持ちで、ここ通れますかねとか聞いたり、いや無理でしょ、と言われて、そうですよねーと返したり

歩くほどに到達時間が増えていってた
高速道路を斜めに横切った先で川を跨いでるのが例の橋の位置

工事の人にはファミマのある県道まで戻って(15分くらい戻る)そこから回った方が良いよと言われました
そりゃそうだよなと、ちょっと道を戻ると川沿いの道が有ったのでしばらく歩いたら車も通れるちゃんとした橋(丸岡新橋)が見えたのでホッとしました
遠回りにはなりましたが修正したルートをひたすら歩いていって

最初に出たルートで出てくる予定だったところ(多分)

結構な坂道を汗だくだくになりながら途中休憩しつつようやく岡崎美術博物館にたどり着きました
近くまで来たら案内板がちょくちょく出てたので良かったのですが多分歩いてくる人のことは考えられてないのかほんと坂道が辛かった

階段を上って陸橋を右に行くと美術博物館 登らずまっすぐ行って左にバス停がある

岡崎市美術博物館は見晴らしも良くて展示も創作に対する意欲が感じられる作品ばかりで良かったです
一通り見て疲れたから昼ごはんでも、とレストランに行ったらちょうど14時半でランチが終わってしまっていたらしく、とりあえずシュークリームと紅茶を頼みました。疲れた体にクリームが染みわたる感じがしました
ガラス張りの建物は美しくて外にも美術品が沢山展示されていて庭を歩くだけども気分が良い所でしたね

池から見た美術館 池の周りには雰囲気のある庵や全国各地の石灯籠が置いてありました

岡崎美術博物館には3時半過ぎまでいて帰りのバスに乗る準備
荷物を預けてたロッカーで100円が戻ってこなかったことを言ったら返金してくれたりとか色々あって焦っていたら、バスの時間もだいぶ迫ってきていて。地図までもらったのにバス停の場所が分かりにくかったな
陸橋を公園と逆側に降りたところにバス停があるのは美術館の人にもらった地図にも有るのに、その場所に降りる道が分からなくて公園のバス停(美術館のバス停とは異なる)に行ったりあちこち回って焦りましたがやっと見つけて、先客の人が一人いたのでまだバスは行っていないことが分かってホッとしました。

ホテルは東岡崎駅の周りなのですがついでに岡崎市美術館まで足を延ばしました。何とも紛らわしい名前の美術館もあるものだ(最初本気で間違えてた)
ここは市民会館みたいな感じの美術館でその時は市民展が開かれていて知り合いと思しき人たちがあの絵良いよねとわいわいやっていました。

岡崎市美術館 ここでもマップアプリに従ったら裏の駐車場にでて表玄関に回るのに一苦労

帰りもバスで東岡崎駅まで行こうとしたけど岡崎警察署前のバス停もなかなか見つからなくて焦りました。愛知県のバス停は自分には見つけにくいのだろうか?
何とかスーパーホテルにたどり着いて疲れてたので食べるところを探す気力は無くて夕食はコンビニ弁当
自分はアレルギーを持っていて土地の美味しいモノを食べようとしても、気にしながら食べる必要があるので中身が分かっているものの方が良いのです
コンビニが遠くてまた歩いたけど近くに手風琴の調べで有名な備前谷の本店?があってすごく良い佇まいをしてました

備前屋 レトロな感じもあって良い雰囲気でした

スーパーホテルは温泉が男女入れ替え制でしかもキャパシティが少ないのでちょっと時間を気にしますね
風呂上がりにウェルカムドリンクの日本酒を頂いたりなんかしたりして

葵の湯 時間が部屋のテレビの情報とちょっと違ってたので焦った

次の日は豊田市を回る予定。朝食をのんびり食べてたらホテルを出発するのが遅れて
まず向かったのがトヨタ博物館に着いたのが10時くらいでした
東岡崎から中岡崎、八草まで行ってそこからリニモに乘ってようやく着きました

外から撮影 一緒に外国の人も撮ってた

ガソリンスタンドのTSカードで入場券を購入したら割引に。他にもいろいろ割引があるようなので何を持っているか調べた方が良いかも
券を買って展示場に入ったらちょうど館内にアナウンスが流れていて聴き洩らしたので警備員の人に何かと聞いたら1015にガイドツアー開始とのこと
入り口付近で始まるらしいので、ちょっと入口まで戻って参加しました。

"TOYODA”

ツアーはやはり参加するべきですね。ガイドのお姉さんは緊張した面持ちでしたが丁寧な口調でエピソードやら詳しい年代やら説明してくれたり
なにより展示している車のドアを開けてくれて内装を見せてくれたり昔の車特有の機械的ウインカーのような普通は触れない機能を実演してくれたり

冷蔵庫のようにドアを開けて乘る

近代になるにつれて当たり前だけどトヨタ車メインの説明になるのも面白い。白いサニーとカローラが並んで置いてあるところでは比較を話したり
昔のスポーツカーのエリアが工事中で見れなかったのは残念
もっとコンセプトカーみたいな車もたくさんあるのかなと思ってたら実際に走ってた車メインだった。試乗も見当たらなかったけど、広場かなんかに出たりイベントがあったりしたら乗れたのかな
お昼になってお腹空いたからレストラン行ったけど結構混んでたので諦めてカフェでガトーショコラとアイスコーヒー。カフェには車に関する本が置いてあってバラバラめくってみるのも面白かった

敷いてある紙に食材や使っている道具のことが書いてあって興味深い

一通り見たので外に出てリニモで来た道を戻って次の目的地へ
それにしてもリニモやその周りはジブリパーク推しでしたね

駅構内の階段 いたるところにジブリのキャラが居ました

色々乗り換えて名鉄の平戸橋駅へ
豊田市民芸館に行って河井寛次郎展、そして民芸の森を歩きました

人なのか猫なのか兎なのか 手指の形は狐だが

民芸の森ではくぐり戸を頭を下げて入った畳の部屋に布が一面吊るされた作品が置かれていたり

このくぐり戸を抜けて子上がりを上がったところに部屋いっぱいに広がる作品がある

そこから豊田市駅まで戻って豊田市美術館へ
豊田市美術館も結構駅から遠くて歩くのに疲れましたが途中の道にも何だか分からないオブジェが置いてあったりして楽しみながら歩きました

豊田市美術館へ行く途中にあったオブジェ どういう意味を込めてるのか知りたい

展示も色々な所で見た作家さんの見たことのない作品をたくさん見れたので大満足でした

色んな作家さんの名前が貼られていました

屋上や庭も日が暮れるまで堪能しました

屋上 オブジェの先に大きな池(プール?)があってそのすぐ脇を降りるスロープがある

庭は人がほとんどいなくてオブジェの中の方を通ったりして自由な感じで見てました

サビた鉄の壁が両側にそびえたっているのはちょっとした威圧感がある

夕焼けに映える大きな池やガラス張りの建物も綺麗でした

砂利と芝生の市松模様も綺麗でした

豊田市美術館〜ホテルまでのルートをアプリで見ると、新上拳母駅から愛知環状鉄道に乗れ、と出ました。これまただいぶ歩きますが良いでしょう、歩きますとも。結果、道を間違えて真っ暗な中車がビュンビュン通る道の狭い歩道をびくびくしながら駅まで歩くことになりました

無人駅でここから乗ったのは自分ひとりでした

ホテルまでの帰りにライトアップされた橋で音楽が流れる中で橋の上を光点が動き回るのが見れたのは良かった
色んな所で橋がライトアップされている気がするけど流行っているのかな

橋の入り口に徳川十二新匠と書いてあって毎月変わるらしい

この日は見つけたyoasobi缶のビールなど飲んで寝ました

家の近所でも観たけどその時は飲まなかった
旅に出るとこういうのを飲んでしまう

次の日はチェックアウト前に荷物を預けて岡崎場へ
途中公園を見て回ったり

ちょっとおしゃれな感じのデザインの道や公園があって楽しい

何だか雰囲気のある街並みを見たり

年季の入った建物や看板を手入れして使っている感じも好みです

「創業明治30年」と謳う浴槽設備の会社があってすごいなあと思ったり
たどり着いた岡崎公園はいたるところに葵の御紋がありました

自販機にも当然のように御紋が(よくあるけど)
能楽堂ではJazzのコンサートも開かれるらしい

岡崎場の展示はARを使ったものがあるのが面白かったですね

これは中に入れる吹き出し

お城の周りも神社仏閣や古い建物や新しくても面白い建物が有ったりと色々散策できて楽しそうでしたが今回は駆け足になりました

神社でも何かイベントがあったらしい

川沿いをぐるっと回ってホテルに帰って荷物を受け取って今回最後の目的地が愛知県美術館へ

東岡崎駅にはウナギの自動販売機なんてものもあった 今度食べたい

昨日リニモで通った陶磁資料館は閉館中だったのですが愛知県美術館とコラボで展示会をやっているようでした
愛知県美術館はオアシス21の中の劇場も併設されたビルの中。結構な荷物を背負っていくにはやや場違いではありましたが臆せず入っていきました
ここまで来るのにだいぶ疲れたので券を買って入ったところにある映像作品を見ました
これが聾唖の人と話す動画で途中から同じ口の形で違う発音に変わっても会話はつながっていく、という作品ですごく興味深かったです

前にも見たことがあるような気がするのですが今回じっくりと見て改めて考えさせられることが有ったり、記事を漁って読んでこんな背景があったのかと認識がちょっと変わったりしました

展示会自体も縄文式土器のアート性を改めて感じられたりとても面白かった

3次元的に形状を作っていてどうやったらこんな発想が出るのか

エリアの入り口ごとに表情の違う狛犬が出迎えてくれるのが面白い

狛犬も作る人によって全然違うのだなと思った
一番最初がこれだったけどこれが一番好きな表情だったかも

常設展も面白い作品が沢山あったし屋上の展示も奇妙な作品が置いてありました。吹き抜けを利用して吊るしてある作品なんかもぐるっと回って見たり。歩き回ってお腹が空いたのでランチも頂いたりなんかして

ドリンクのお替り自由らしいけどなんか頼みづらかった

結局いつもながらずっと歩いていた旅だったなあと思いました。

オアシス21のレトロフューチャー感も結構好み

今回、閉館中の所も有ったり、他にも面白そうなところが行けていなかったりするのでまた機会が有ったら愛知やその周辺に行って回って見たいなあと思いました
特に今回ご当地の料理は一切食べられなかったしなあ

東京駅で食べた名古屋コーチンの親子丼

良いところあったら是非教えてください

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