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ダンボを見せたら泣いちゃった話

息子にダンボを初めて見せたのですが、
「怖い😭」と泣き出してしまいました。
エッそうか!?かわええでしょダンボ!と思ったけれど、
この子はどうも私の子供の頃とは大きく違うようです。

息子の怖がった点は他者の悪意と迫害、そして理不尽な悲しみです。
ダンボの話の根幹ですよね。
ダンボは大きな耳を持つことで人間から迫害を受け、
母親はダンボを迫害から守ろうとして攻撃的になり、「狂った象」として檻に入れられてしまいます。
更にママンと離されシクシク泣く可哀想なダンボを他の同族は仲間はずれにします。
もう息子はここでアウト。

うーん、我が子ながらすごいと思う。
確かにこのシーンは言われてみればめちゃくちゃ怖い。
別の種族ではなく同族からというのが心を抉られますね。
私は子供の頃このシーンについて怒りはあっても怖いとは思わなかったんですよね。
友人になるネズミが出てきた時も「怖い」「このネズミもきっと悪いやつだ」と言っていました。
ネズミは他の象達を威嚇して懲らしめている。
その時画面の中のダンボは藁の中に引き篭もり、ネズミのことを信用できない様子。
超リンクしてる。
息子を通して話の怖さを知りました。
私は「ママン象折角だからあのクソガキをクソBBA象に投げつけてやればよかったのに!」と憤慨するくらいでしたもん。

そういえば今の桃太郎は鬼を殺さないし、シンデレラの義理の母や姉達も鳥に目を突かれないんですよね。
悪意の描写も大分マイルド。
白雪姫の母親が肝を食おうとしていた時代の子供とは違うんだな…繊細だ。

ネズミはいい奴だよ!友達なんだ!と説得してもダメで止めちゃったのでトラウマアニメになっちゃったかもしれない。
可愛いしサクセスストーリーだからと思って見せたけど、アレな結果でした。
ベイマックスとかのが良かったか。。

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