見出し画像

”ドル”から”円”へ。現代人はどう行動するか。


1972(昭和47)年の今日。長きにおよぶ米国統治が終わり、沖縄が日本に復帰。戦後27年間。今でこそパスポートも不要でドルから円の生活に変わったものの、米軍基地は残る。復帰を祝う横断幕が見える那覇市の国際通りの車両はまだ右側通行で、さらにこの6年後の1978(昭和53)年。ようやく、今の交通事情へ変わっていった。

時代変化を振り返ると、日本はどれだけ平和に暮らしてきたか。大小の様々な問題はあるが、東南アジアの歴史に比べると日本固有の歴史は琉球王朝時代も含めて見てもかなり長い。個人的には日本と琉球は別に考えてみる。文化帯がそもそも違う。

中国との歴史背景や、貿易における諸外国との文化交流もあり、戦後の日本においては特にここ30年ほどは”島(沖縄)ブーム”で多くの著名人がメディアに出たこともあり、『表』の部分はよく見るだろう。

しかし、『裏』のことも理解しておきたい。戦前、元々日本とは独立した王朝が存在し、諸外国とも共存してきた。江戸時代以降から、薩摩藩の支配下に置かれた頃から流れが変わる。戦争では唯一の上陸戦地となってもいる。

そして現代。

基地の問題だけではなく、観光立国の象徴の一つでもあり度重なる開発と環境破壊、独自産業は少ないために観光業のためコロナの影響も大きい。若い世代は知らないだろうが、上記にも書いたが、昔はドルで、右側通行でパスポートも必要だった、日本から見て”外国”だったのだ。

沖縄には、日本には少ない精神”ゆいまーる”がある。

『相互扶助』とでも呼ぼうか。

元々、日本は島国で国土が狭いこともあり、そこでどう生き抜いていくかを自らが考え、お互いに助け合っていく暮らしが当たり前だったのだ。

今その当たり前を見失っていないだろうか。ここわずか数ヶ月で、生活様式も変われば、他者をすぐに非難したり、心ない発言をしてしまったりと苛立ちもあるかもしれない。

こういう時代だからこそ、歴史をもう一度振り返って、私たちが今だからこそできることをお互い手を取り合って”日本人”として生きる。と、考える。

どう行動するかは、”人(他者)が”、ではなく、自分次第だ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?