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テッセレアワールド:設定・技術(1)竜臓機関:ほぼ日刊ファンタジーを創ろう

心臓を模した動力機関、竜臓機関というものがテッセレアでは利用・開発されている。
竜臓機関は、元々空を進む飛空船や海洋船の動力機関であり、船舶に使われる竜骨に対して、その臓器、動力として名前をがつけられた。
また実際に竜種の心臓を加工したこともある。

現在は機械式ゴーレムや鉄騎車などにも利用されて、小型化されたそれらを魔臓機関とも呼称される。

竜臓機関は仕組みとして、魔力(マナ等)を流入し、竜臓機関の炉を起動することにより、各種動力部、船舶であればプロペラや外輪、翼など、ゴーレムであれば手足などの駆動させる。大型船になると複数機の竜臓機関搭載したり、大型高出力のものを搭載する。心臓のように動き鼓動し、出力をあげるほどその鼓動は早くなる。出力を上げすぎると竜臓機関の崩壊、または破裂し船体ごと爆発する。

竜臓機関を一番最初に造ったのは、タッツェルベルム公国で、大型の竜種を討伐して取り出した。または、寿命で尽きた竜種の心臓を加工したものが最初期の竜臓機関となっている。
魔力を受けることで動き出し、連結させた動力部を稼働させることができた。
竜臓機関を利用できるようになり、初期飛空船の建造を可能にした。また海洋船舶においても、動力を得ることで、風受けて進む帆船や人力の櫂を利用した船舶等に代わるものが、建造することができた。
ただし、竜種の心臓から造る竜臓機関は魔力の変換効率や動力として性能が良かったものの竜種を討伐、死亡した竜種の心臓を使うので、量産には不向きであり、安定供給するということは不可能であった。そのため人工的に竜臓機関を造ることが進められた。

金属と多種の魔物の皮革などを組み合わせて、第2世代竜臓機関を完成させる。第2世代の製造が可能になることで、飛空船を多数建造、航空戦力の構築を成功させる。安定して生産可能となったので、これに伴い他国や有力者へに竜臓機関を搭載した飛空船や海洋船の販売を開始した。

第3世代は魔力の変換効率の向上を目的として、魔法金属と魔法素材を加工した軟素材、魔石等を組み合わせた竜臓機関を開発した。コストはかかるもののタッツェルベルム公国の専売といった状況になった。
その後も第4、第5と開発、研究されていく。それに伴い飛空船舶、海洋船舶も開発、建造、自国での運用や販売を進めた。竜臓機関のみ他国や個人に売ることも可能にしていく

カバー画像等イラスト
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