見出し画像

青天を衝け第36回/栄一とお千代が現代に転生したらどうなる?

お千代が死んでしまった。
当時流行していたコレラに罹患してしまい
回復することなく亡くなってしまった。

『どこをとっても素晴らしい母が何故死なねばならなかったのか』
という歌の言葉には同意しか無かった。
この世があの世へいくための修行の場であるとしたら
栄一以上に器の大きいお千代が先にあの世へ連れてかれるのも
納得できる話ではあるんだけど
死後の世界のことは誰にもわからないからなー。

お千代が最後に栄一に言った『生きて』という言葉は
単純に長く生きて欲しいというだけじゃなくて
栄一が理想としている「みんなが幸せになる世」を叶えるためにも
生きて実現して欲しいということなのでしょう。
お千代自身もそういう社会が訪れる事を願っていたはずで
栄一ならきっとそれを必ず成し遂げてくれる
そう信じていたに違いない。

実際渋沢栄一は長寿で91歳まで生きている。
お千代の『生きて』という願いを守ったのかどうかは別としても
渋沢栄一は常に生き延びることで自分の道を見出してきた人。
逆に言うと渋沢栄一が生きたい、生きねばと思ってる間は
世の中まだまだ良くなってないっていう指標だったりするのかも
なんて思ったりもした。

なので第二の渋沢栄一を現代社会でも募集中w

――――――――――――――――――――

第二の渋沢栄一、という話でふと思うことがあって。
前々回の感想でも言ったように
渋沢栄一とお千代はまさに聖人君子のような人で
こんな人は他に知らないんだけど
それでも誰か今の世の中で当てはまる人いないのかなー
なんて考えたりする。
何人か思いついては『違うなー』と消去してくんだけど
その中の一人がお金配りしていて今度宇宙にいく人。
ここまで書いたら名前を伏せておく意味もあまりないんだけど(笑)、
やってること自体は一見、誰もが幸せになる世界を目指しているのかな
と感じなくもないなーと。
ご本人がそういう話をしたことがあるかどうかまでは
よく覚えていないけど、似たようなことは言ってたかもしれない?

あの方の本心まで見抜けるほど自分はたいした人間じゃないけど
YouTubeやnoteから読み取れる範囲で考えると
お金を配ることによる実験をすることで
社会に新たな仕組みを生み出せないかと模索しているのは
よく伝わってくる。
こんなこと考えてもなかなか実行には移せないので(資金がないと)
立派なことだと思うし、コナミだけど凄い人だなと感心している。

ただアレはよくない。
kifutownというアプリを通して誰でも寄付をできるというやつ。
あれは『寄付』じゃなくてただの『懸賞』に見える。
しかもお金でフォロワーを買う仕組みとして利用されかねない。
せめて寄付する側の利用金額の上限を上げないと
怪しい有象無象の万垢が増えるだけのような気がしている。
kifutownを通した場合は詐欺行為がなかったとしても
それ以降のやり取りで詐欺が横行する事態にならないかも心配。

善意かつ実験的にやってることかもしれないし
なんだかんだやっぱり儲け前提とした事業の一環かもしれないし
その辺はよくわからないんだけど
渋沢栄一だったらこういうやり方はしないだろうなー
みたいなことをつい考えてしまう。
渋沢栄一は特定の人だけが利益になることは良しとしない人だったので。
岩崎弥太郎とは違う人なので(笑)

――――――――――――――――――――

渋沢栄一やお千代が今の時代に生きていたら
何が今の社会に足りないものと考えて
何を社会に生み出そうとするんだろう?
その「何」が自分には思いつかないのが情けないw
「論語と算盤」とかをしっかり読み込んだら
「何」の片鱗が見えてきたりするのかな~?(了)

【青天を衝け視聴メモ】
風帆船会社
栄一が首をくくったという噂?
渋沢さんの理想論
国が一番守らねばならぬのは人だ
穂積陳重
臨時の御前会議で大隈さんは政府を追い出される明治十四年の政変
世間が話題にするのは悪意ある興味本位ばかり
名誉や金より大切なのは目的
日本を変えてやるという欲
あの佐賀人は不死身
大隈さんは政府に対抗する政党を作ろうとしている
偕老同穴
コレラになってしまったお千代
母様はどこをとっても素晴らしいお方
東京と健康長寿医療センター、『はゝその落葉』、谷中霊園、寛永寺

【公式がつぶやく【#青天ナビ】からの抜粋】


この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文

いただいたサポートはポテチに還元されます←