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「継続は美徳」と信じてきた私が 「やめてみて」気づいたこと【音声と文章】

山田ゆり
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※音声・文章、どちらでも楽しめます。

おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
「継続は美徳」と信じてきた私が
「やめてみて」気づいたこと
ということをお伝えいたします。



ずっと握りしめていた手を開く。
私は勇気を振り絞って
その中のひとつを落とした。

これまで大事にしていたことが
私の指の隙間からスルスルと落ちて言った。


どんな悪いことが起こるだろうか。
どんな損をするのだろうか。
私はびくびくしながら待っていた。

でも何も起こらなかった。


つかんだ当時の理由を忘れてしまい
盲目的に握りしめてきたものを
私は少しずつ手放すことにした。

これまでは握りしめること、つまり、
「継続すること」に注力していたが
今は「やめること」「手放すこと」をしている。

やめたことでどんな損があったか。
私には今のところ、何もない。



損してもいい。
握りしめていたたくさんの
「やめたいと思っていてやめられなかったこと」をやめる。

やめて良かったことは
十分な睡眠時間を取り戻せたことだ。



ここ数年、遅くまで起きていなければいけないことが多く
寝不足が常態化してしまった。
私は早寝早起きの体質だから
夜遅くまで起きていることはとても辛いことだった。

寝不足になると
自己肯定感が下がりマイナス思考に陥る。
本業の日中は眠くて仕事にならない日も多かった。

寝不足の状態は「酔っ払い」と同じだと
誰かの何かで読んだことがある。
確かにそうである。

私は眠くて仕事ができない時は
本当に悔しい。

寝不足で仕事がはかどらない日は、
残業をして仕事をこなす。
そして帰宅後、やらなければいけないことが
更にあり遅くまで起きている。

私は負のスパイラルにはまっていた。


生活の基盤である本業がとても忙しくなり
それもこれもと頑張りすぎて
私は体調を崩し、心が病んでしまった。

悩みに悩んだ末に
やめたいと思っていたことを思い切ってやめてみた。

損してもいい。
自分の身体を守るためだ。

やめた当初は、
どんな損がやって来るだろうかとビクビクしていた。
誰からどんなことを言われるか。

しかし、「損」なことはやってこなかった。


「損なこと」が起こるかも知れないと
勝手に自分が思っているだけで
実は何も損ではないのだと感じた。

そして、一つ、また一つとやめていった。

数々の「やめたいと思っていてやめられなかった事」をやめて、
以前のように
早寝早起きがまたできるようになった。
無理な早起きではなく、十分な睡眠がとれている。



今は日中、眠くなることはない。
頭がすっきりしているからプラス思考でいられる。
そして、問題を問題と思わないようになってきた。

あの、寝不足で嫌々仕事をしていた時は
頭の中が煩雑になっていて
とにかく仕事をこなすことしか頭になかった。

しかし、今は、
「もっと簡単にできる方法があるのではないか」と考えて
それを模索し、見つけることができるようになった。


難しいと思っていることを難しく行っていた当時。

それに比べて今は、スッキリした頭で仕事をするから、
「これは実は難しくはないのではないか」と
視点を変えてみると、実際、
難しくなくなるから不思議である。


今行っている本業は
昨年と同じ仕事をしているのに
仕事のはかどり方が全く違う。

例年6月から始まり8月下旬までに終わらせている仕事がある。
今年もそれは現在進行中だが、
この調子だと7月下旬で終われそうなのである。

これは15年間、仕事をしてきて
初めてのことで自分でもとても驚いている。



何が違うのかと言うと
十分な睡眠をとるようになり
万全の体調で仕事ができていることだ。

そして、眠くならないから前向きに仕事ができ
思考も変わってきた。
「今まで、これは大変な仕事だと思ってきたが
実はそれほど大変なことではないのではないだろうか」と思うようになった。

そして、やる事一つ一つを、
スッキリした脳で考えながら行っていたら
「あ、これは必要ないことだ」と思う工程が
いくつかあるのに気が付いた。


これまで、絶対、これはやる必要があると信じ続けてきたことが
冷静に考えると、
そこまで厳密にする必要はないということに気付いた。


やってもやらなくても
結果にさほど影響がないことはやらなくてもいい。

この考えは、命に係わる事だとか、
通信障害など世界に影響を与えるようなことは絶対にダメだが
そうではない些細なことに
膨大な時間を費やす必要はないと気づいた。


それをしない分、進みが早くなり
早くなったことで気持ちが明るくなり
弾みがついてもっと先に進みたいと思うようになる。

気が付いたらこれまで15年間同じ仕事をしてきたのに
一か月も早く終わらせることができそうである。



不思議なものだ。
これまで
やめられないと思っていたことを
思い切ってやめたら
損なことは起こらなかった。

勇気を出して手放したら
もっと大きな「得」を得ることができた。



これまでずっと続けていたことを
やめるかどうか迷っている方へ。


継続することは素晴らしい。
継続している人だけが成功する。

と、言われている。

好きなことはそのまま続ければいい。


でも、もしも
あなたが嫌々でそれを継続しているのなら
もしかしたらそれは
あなたには合わないのかも知れない。

もっと別のあなたらしい世界があるかもしれない。



ちょっとした勇気で
その、やめたいけれどやめられないことを
やめる。

そういうこともあると思う。



これまで「継続は美徳」と信じてきた私が
「やめて」みて気づいたこと。



やめても損はしない。

やめることで新たな得がやってくる。
だから大丈夫。





今回は
「継続は美徳」と信じてきた私が
「やめてみて」気づいたこと
ということをお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。 

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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