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「知識」は「記憶する必要」がなくなっていくのか【音声と文章】

山田ゆり
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1402
※note毎日連続投稿1414日をコミット中1402日目。
※音声・文章、どちらでも楽しめます。




おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
「知識」は「記憶する必要」がなくなっていくのか
をお伝えいたします。





「あっ、ちょっと待ってくださいね。
僕、この間、調べたんだ」


そう言われて社長は自分のPCに向かわれた。
ここは社長室。
減価償却の事を聞かれ社長にご説明している途中で
社長は面談用のテーブルを離れ社長の机に行かれた。


70代の前社長から数か月前に50代の社長に代わられた。
のり子にとって3人目の社長になる。


数分間、社長は何かをお調べてしていた。

「う~ん。あ、あったあった。ここだ。えーと」

とおっしゃって社長はPCの画面にくぎ付けになられていた。


社長から近々、中古車を購入する予定だということをお聞きした。

のり子はその車の新規登録年月日を社長にに尋ねた。

その際の償却費を聞かれのり子は
「耐用年数は車の種類にもよりますが」と話し始めたら、
思い立ったように社長がPCに突然向かわれたのだ。



社長はきっと、その償却費を計算されていらっしゃるのだと思い、
しばし社長を待った。


「あぁ、そうか、これはこうなって、
で、引き算して1年と〇か月になる。

うん?何々、それは2年とする。
そうか!耐用年数は2年だ!


のり子さん、分かりました!
耐用年数は2年です!」



…。


のり子はがっかりした。

何ががっかりしたかというと
耐用年数が何年になるかを先にのり子に言わせてもらえたら
「2年です」と即答できたのだ。

自分で即答できることを数分から十数分も
社長にお時間を取らせてしまったことにガッカリしたのだ。


ただ、それを調べている時の社長はまるで
新しいおもちゃを見つけて楽しんでいるかのようにも見えた。



今の世の中、なんでも分からないことは
「検索」できる便利な世の中になったものだ。

だから、のり子が数十年間で経験して蓄えてきた知識は、
数分の「検索」であっという間に答えが出てくる時代になった。


「経験者」の価値は無くなったと思う。


ただ、怖いのは、「検索」で表示された内容が
全て正しいかと言うとそうではないこともあるということだ。


ネットの情報を鵜吞みにしてはいけない。

また、今開いている画面の情報は正しくても、
実は「ただし、この場合はこうなる」ということが抜けているかもしれない。


しかし、どうであれ、
「なんでも知っている人」
「この件に関してはあの人に聞いたら間違いない」
ひと昔前だったらそういう人は重宝がられたが、
今の時代、それは「検索」に変わった。


「知識」は「記憶する必要」がなくなっていくのか。


昔は丸暗記すればテストの点数は取れた。
世界史の年号も丸暗記だった。
しかし、今はもうそんな時代ではなくなった。


これからの人は何を武器に生きていくのだろうか。



人を助けるための「技術の進歩」は
その役割を超越して
「人を排除する」方向に向かっているのではないだろうか。




今回は
「知識」は「記憶する必要」がなくなっていくのか
をお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。 

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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