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自分の器に光り輝く未来の原石を入れる【音声と文章】

山田ゆり
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私は通算39年間、事務系の仕事をしてきた。
そしてその内12年間は会計事務所に勤めていた。

会計事務所ではいくつかの顧問先様を担当させていただき、個人・法人の別なく、飲食・建設・理美容・医療・産廃・運輸など様々な業種の決算を担当させていただいた。


その関係もあり、私は「決算」が大好きである。
手術を伴う入院をした後に会計事務所を退職したが、運良く、他の会社で決算をさせていただいた。



今回が私にとって最後の決算になる。
来年の誕生日で私は定年退職するからだ。
それは私の意思であり会社は快諾して下さった。



今日は会計監査が早朝から行われ、夕方から株主総会が行われる。

私は株主でもなんでもない、いち事務員だから株主総会には出席しない。

ただ、内容の確認を求められた場合、すぐにご説明にあがるために事務所で仕事をしながら待機することになる。



無事に株主総会が終わったら、税理士へ「お陰様で株主総会で決算が承認されましたので、申告書を最後まで進めてください。」と連絡を入れることになっている。

その一報を聞くために税理士も会計事務所で待機されていらっしゃる。
ありがたいことだ。


今回、これまでの決算の一連の動きは逐一、社長と直属の上長にメールで情報共有してきた。

税理士とのやりとりもccで社長と上長に送ってきた。

決算がスムーズに行えるように事前に作ったエクセルデータも、逐一、社長と上長に送ってきた。

それらは自分にとっては「重要なデータ」だ。誰にも見せたくないデータだった。

しかし、そのデータはもう自分には関係のないものになる。
自分にとって価値のないものに変わったのだ。



いつまでもたくさんのものを握っていてはいけない。

自分にとって価値のないものは手放そう。


さよなら決算。
大好きだったよ。
楽しませてくれてありがとう。


これまでは「決算をする私」という私が存在していた。
でも、それはもう、無くなる。



私って誰?


私という存在は、見る相手によって変わってくる。


娘たちから見たら「母親」
姉から見たら「妹」
姪・甥たちから見たら「叔母さん」
世間から見たら「会社員」
お店の人から見たら「お客様」
街を歩いている他人から見たら「ただの通行人」



私を見る対象が違うと「私」という姿も変わってくる。
関わる相手によって「私」の意味が変化する。

つまり
私は絶対的な存在ではないということ。



「私」は何者でもない。
自我はないのである。



自分は何者でもないのだ。
何者でもないのなら、自分はこういう人だと勝手に決めてもいいということ。


自分の人生なのだから、他人から見られている自分を気にして一喜一憂するのではなく
自分が決めたセルフイメージの通りに生きてみよう。


色即是空(しきそくぜくう)
この世のものは
カタチはあるがそれは仮の姿なのである。
この世は空(くう)であり
変わらないものではないのだ。


物事が終わる時は寂しさを感じる。
しかし、その時は、この世は空であることを実感できる時でもある。

これまでの自分の器を一旦空にして
自分が望む光り輝く未来の原石をその器に入れるチャンスでもあるのだ。




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自分の器に光り輝く未来の原石を入れる

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