1395
※note毎日連続投稿1414日をコミット中1395日目。
※舌が腫れていて朗読がゆっくり目になってしまいます。
※音声・文章、どちらでも楽しめます。




おはようございます。
山田ゆりです。



今回は
『みんなと違う』のは悩みではなかった
をお伝えいたします。




どうして私だけみんなと違うんだろう。
私のどこが間違っているのだろうか。


のり子は落ち込んでいた。

のり子はある自己啓発のコミュニティに参加した。

そこでは段階的に心を開放するプログラムが組まれていた。


主催者さんにズームで指導を受けた。
しかし、のり子は皆さんが簡単に出来きていることができなかった。
つまり最初の段階からのり子はつまずいてしまった。


のり子は焦った。
どうしてもみんなと同じ状態になりたかった。

しかし、焦れば焦るほど望む状態にはならなかった。

「では、何度もトライしてみてください。一か月後にまた」ということでその時は終わった。



のり子はその後、何度も試してみたが、やはり望む状態にはならなかった。


どうして自分はできないのだろうか。

「自分はできると信じてみてください」と主催者さんにアドバイスをいただきやってみたができなかった。

では、「自分はできなくてもいいと自分に話しかけてみてください」と言われそうもしてみたがやはり変わりなかった。


もしかして自分が素直ではないからできないのか。

それとも自分では気が付いていないが、このプログラムを心の奥底では信じていないからか。

自分の心が汚れているのを見透かされているようでのり子は恥ずかしかった。


のり子はできない悔しさと、
自分の心が汚れているのではないかという恥ずかしさと
みんなができているのに自分だけできていないというみじめさでいっぱいだった。

だからその件についていらいらしていた。


もともと、心を開放したくて参加したプログラムなのに
参加した直後にみんなと同じになれなくてイライラして気落ちしていた。


つまり、これに参加しなければこんな嫌な思いをすることもなかったのだ。
いっそのこと、やめてしまおうかとも思った。


しかし、お金をかけて入ったプログラムだったし、できることなら自分を良い方向に変えたいと思っている。
もう少し頑張ってみようと思った。



しかし、１か月が過ぎてものり子だけそれができずにいた。
みなさんは既に次の段階に進んでいた。

今日はできるかもしれないという一縷の望みを抱いてやってみるができない。

その内、やらない日が多くなっていった。



ある日、のり子は瞑想で心をクリーンにしてからそれに臨んだ。
今日はできるかもしれない。

しかし、やはり結果は同じだった。
もう、諦めようか。人には向き不向きがある。

黙ってこのままフェードアウトしようか。
のり子は弱気になっていた。

もう一度、瞑想を５分間した。



主催者さんに今の状況を報告してみよう。
そして何かヒントが無いかをお聞きしてみようと思った。


このプログラムは全く効きませんという苦情に聞こえてはいけない、あくまで、自分だけがプログラム通りになっていないだけだから。

のり子は言葉を選んで主催者さんに連絡を取った。



思いもよらないほど早いタイミングで主催者さんからお返事が来た。


みんなと同じではないということは
今の方法ではなく、自分らしい方法があるということ。
それはとっても素敵なこと。
それを一緒に見つけていきましょう。


そういう主旨のお返事が届いた。


そうだ。
人はそれぞれ違っている。
違っているから素晴らしい。

その言葉を知っていたはずなのに
今、小さな困難の渦中で振り回され
のり子はそのことを忘れていた。



みんなと違っていいのだ。
違って当たり前なのだ。

みんなと同じにできないのも
それは自分の特技・特性なのだ。


自分の特性は自分では分からないもの。

みんなと同じにできないから、ではどうしたらできるか。
別の方法を模索すれば
自分だけの方法を見つけることができるかもしれない。


のり子はこのピンチは新しいものを生み出せるチャンスの扉であることに気づいた。


だから、みんなと同じ方法で出来ないことを嘆く必要はないことに気づいた。



みんなと同じ方法をして出来ないことは恥ではない。
それは、自分なりの方法を見つけ出せるチャンスが到来したということ。

それに気づかずに諦めてしまうか
そのことに気づいて勇気を持って新しい扉のノブに手をかけるか。


それは自分が決めること。





今回は
『みんなと違う』のは悩みではなかった
をお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。　

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。





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