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なぜ借りたのかを忘れない【音声と文章】

山田ゆり
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今回は、なぜ借りたのかを忘れない
ということをお伝えいたします。
5分4秒の音声です。
音声と文章どちらでもお好きな方をどうぞ。

**文章はここからです***

おはようございます。山田ゆりです。
今回は、なぜ借りたのかを忘れない
ということをお伝えいたします。


金融機関から借り入れをして
毎月返済をする。


毎月こんなに返しているのに
まだ
あと〇〇千万円もある。


返済予定表を眺めていると
嫌になってくる。

なぜ、返済が嫌なのか。

それは、
毎月「お金が出ていく」という
「失っている事」に気持ちがフォーカスしているから。


「失った事」を考えるのではなく
借入をしたことで「得た事」を忘れているから。

借入した事で何がが解決した
その時の感謝の気持ちを忘れているから。



以前、会計事務所に12年勤めていたから分かるが

会社の借り入れは
一つではない。

複数の借り入れがある。


借入金は、利息を含めて
毎月いくら返せば良いのか

返済額さえ覚えていればそれで良い
当時、私はそう思っていた。



中小企業に転職して10数年。
勤務先の社長は時々、
「あの借り入れはどんな時に
何のために借りたのか」
を話してくださる。

複数ある借入金の
借りた時の状況と借りた理由を
社長は忘れていない。

たまに、社長は忘れたふりを装い
私に逆に聞いてくる。
とっさな事で私は答えられない。


当時、何のために借りたのか。

例えば機械購入の為だったり
設備投資の為だったり。

そのお金を借りた事によって、
つまり、その機械を得たお陰で
作業工程の中の「外注」部分が無くなり
「自前で」仕事ができた。

「売上」から「費用」を引いた
残りが「利益」。

「売上」が同じなら「費用」が少なければ
「利益」は増える。

今まで外注したものを
自前の機械でできる。
つまり、その分、費用が少なくなり
利益が増える。

自前の機械で作業ができることにより
製品を作る可能性が広がり、
仕事を請け負う範囲が広がる。

すると、更に売り上げが増える。
費用が少ないのだから利益は更に増える。


また、例えば
古くなったエアコン。

夏場はエアコンなしでは能率が下がる。
作業場の空調設備の充実のために借り入れをする。

すると、真夏日でも
適正な温度の中で従業員は
嫌な思いをせずに作業に集中できる。


外はギラギラと日差しが強くても
快適な環境で作業ができることに
従業員は満足する。

そして、従業員の労働環境に気を配って下さる会社に感謝の念が生まれ
更に良い仕事をしようと
従業員の士気が上がる。

あの機械を購入したための借り入れ。
空調管理のための借り入れ。


借り入れた理由を忘れない。

「返済する」理由を覚えている。

あの時、お金を借りた事で良いことが起こった。
その時、とても嬉しかった。

その感謝を思い出せる。


あの時、感謝した。

それだけで終わらない。

毎月、返済するたびに、
あの当時の事を思い出すことで
もう一度、感謝を思い出す。



人は、「なぜ、今、このことをしているのか」
やっている理由が分かると
行動しやすい。


お金を借りたという事実は過去の事だから変えられない。

でも、なぜ、返済しているのか
その理由が分かってさえいれば
スッキリした気持ちで
お金を返しやすい。

それは、感謝の気持ちをもう一度思い出すから。



今回は、なぜ借りたのかを忘れない
ということをお伝えいたしました。

本日も最後までお聴きくださり
ありがとうございました。

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日にしましょう。
山田ゆりでした。

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