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手を包むことができる距離【音声と文章】

山田ゆり
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※note毎日連続投稿1414日をコミット中1414日目。コミット達成!
※次の目標日数がバレバレですが、引き続き、毎日連続投稿1515日をコミットします。
※音声・文章、どちらでも楽しめます。





おはようございます。
山田ゆりです。


今回は
手を包むことができる距離
をお伝えいたします。





早朝の空っぽの胃にひと肌くらいのお湯が入る。
喉を通って胃に落ち胃壁にしみ込んでいくのを感じながら
PCを打っていると三女が降りてきて私に近寄ってきた。

いつもなら書斎に来て、ある程度の間をおいてから私に近寄ってくるのだが
その時は間を置かず、すすっと近寄り私の左側にピタリと体をくっつけてきた。


何があった?

私は内心、嬉しさと戸惑いが交錯した。


「ねぇ、お母さん、指が腫れてるんだけど」

そういいながら娘は両手を見せてくれた。

どれどれ…。

差し出した両手は
確かにひと差し指と中指だけが他の指に比べてパンパンになっていて、心なしか赤い。


他の指は適度なしわがあるのに
その4本だけは指の関節を中心に腫れている。


これは病院に行って診てもらうしかないだろう。


どれどれ~。
もう一度娘の手を触る。

まるでフランス人形のような白く細長い手だ。
この手で冬の間、雪かきをしてくれていたのか。


ありがとうね。


娘の手を久しぶりに触った。


自分の手で娘の手を温めたくて
普段触ることのない娘の手をもう一度両手で包んだ。


しかし、私の手先は冷たくて思い通りのことは起きなかった。



でも
身体をぴったりくっつけてくるほど娘が不安な思いをしている時に頼られて私は嬉しかった。
手を包むことができる距離に居られて良かった。




娘の両手を包んだ私の指先は冷たかったが
しかし、
なぜこんなに腫れてしまったのか、この先どうなるのかという戸惑いと
お母さんに見てもらったからとりあえず安堵した
という根拠のない安心感を指先から感じた。


きっと大丈夫だから。







今回は
手を包むことができる距離
をお伝えいたしました。

本日も、最後までお聴きくださり
ありがとうございました。 

ちょっとした勇気が世界を変えます。
今日も素敵な一日をお過ごし下さい。

山田ゆりでした。



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