ただ飲み物が飲みたいだけ

灰色の脳細胞、メタな存在、急激に温度が失っていく。糾弾を受けた
いとおしくも感じた。どれほど魅力的でも連続殺人鬼だ。


熱い。体の血液が沸騰しそうだ。脳みそ液体がぶくぶくとたぎっている中、
「早く冷たいもので満たされたい。」欲望に脳がいっぱいになり、そこに理性が入る隙間などみじんもない。冷蔵庫を犯すような手つきで素早く開け、中に入っている禁断の果実で絞られた聖水に唇をつけるのである。
理性を忘れた家畜の豚、何かの奴隷のように、自身の欲を満たすためだけにしか行動できない体になってしまっていた。
冷蔵庫から流れ出る冷気が足のあたりにまとわりつく、濡れた体のしずくなど吹かなくてもよい、これを飲む以外かせられた行動は何もしなくてもよいといわんばかりにすべて排除するというコーラン的な思想で私は飲むことだけに集中する。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?