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2023年6月川越旅
旅と言っても、今住んでいるところからすぐ。
川越に行ってきました。
日帰り旅です。
なぜ行ったのか。
それは、お醤油蔵の見学、を見つけたからです。
市内のど真ん中に、「松本醤油」さんがあり、そちらの蔵を見せていただけるとのこと。
これは行ってみないと、と出かけてみました。
タイトル画像は、醤油蔵の1枚です。
後ほど紹介します。
ちなみに、醤油蔵の見学は、土日祝の13時、14時、15時でした。
醤油屋さん前集合した。
蓮馨寺
旅の最初は、蓮馨寺。
熊野神社のお向かい、となります。
本川越駅から徒歩で行けます。
だいたい10分ぐらいでしょうか(道が混んでいるので)
正面は呑龍堂でした。
左手に手水となります。
本堂は右手のようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1687682391115-pQpx8ssci4.jpg?width=800)
こちらには呑龍上人、おびんずるさま、七福神の福禄寿様がいらっしゃいます。
福禄寿様はこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1687682464286-ZMRUgApjWD.jpg?width=800)
おびんずるさまはこちら
![](https://assets.st-note.com/img/1687682499512-7jY1Ez30aF.jpg?width=800)
さわって なでると すぐなおる
だそうなので、悪い頭と、お持ちになっている玉をなでてきました。
こちらで忘れていけないのが、「松山商店」さんの「名代焼きだんご」です。
焼けたお醤油の良い香りに誘われて、つい買ってしまいました。
リンクでは焼きだんご1本80円ですが、今は1本100円です。
1口ほおばると、口の中は、焼けた香ばしいお醤油と、そのままのお醤油の香り、味が広がります。
しかも焼けて弾力のあるお団子。
暑い日には、塩分補給と糖分の補給、さらには香りと味で、体が休まります。
松本醤油
寺から松本醤油へは、松山商店さんの横の道をずっとまっすぐです。
迷う心配もありません。
まして、表通りの混んでいる中を歩くよりは、全然歩きやすいです。
しばらく北上すると、右手に松本醤油が見えてきます。
実はそれもあって、前のお寺に寄ったという。
昔ながらの製法を伝える貴重なお醤油屋さんです。
創業から約250年だそう。
手前がガラス工芸、真ん中が直売所、奥がラーメン屋さんという、なかなかなラインナップです。
ついたのが12半ぐらい。
お醤油蔵の見学は、土日祝の13時、14時、15時ですので、まずは直売を見て過ごします。
直売所と商品
直売所では、お醤油の試飲ができました。
1年物の天保蔵醤油、2年物のはつかり醤油、甘露醤油の3つを比べることができます。
1年物、濃い口醤油ということもあり、しょっぱみが最初に来て、後から味わいが来ます。香りは最初から強めです。
2年物、1年物に再仕込みして、という製法で作られており、1年ものの尖った感じが丸くなり、まろみがあります。風味も落ち着きがでて、なんとも良い風味。こちらが松本醤油さんのメインの商品だそうです。
甘露は、そのままが美味しい、お醤油です。
なんだか鹿児島の醤油を彷彿とさせるような、関東にはない感じの甘味を感じるお醤油です。お刺身食べられたら美味しいのでしょうね。
ということで、2年物、はつかり醤油を買ってきました。
しかも、鮮度キープボトル、がありました。
1人ものとしてはありがたい。単身先の醤油をゲットしました。
これだけ風味が良いと、少量でも美味しいと想像できます。
さらに、マツコさんで紹介されたそうで、ゴマドレもありました。
また、炊き込みごはんの素、も気になります。
もろみ付け、醤油づけ、変わり種醤油、とみているだけでも楽しくなります。
醤油蔵見学
商品を見て、買ってもまだ時間があります。
なので、店前のベンチ(2本あります)で、待つことに。
お店の人に、ここで待っていて良いのか、と聞いたらOKだったので待つことに。
10分前には店の前にいて
となっていたので待っていると、続々と人が集まってきます。
人気ですね。
とはいえ、ラーメン屋さんも列ができていて、後ろのガラス工芸からは歓声が、体験しているのでしょうね。
さて10分前、あれ何もアナウンスがありません。
13時、あれ?何もアナウンスもありません。
ちょっと心配になります。
この頃には店前には15名ほどになっていました。
店内の方も何もおっしゃらなくて。
で、13時ちょっとすぎ。
まさにHPに出ている、店主さんでしょうか。
出ていらっしゃいます。
はっぴを羽織り、出ていらっしゃいました。
やっとスタートです。
最初は蔵の前に、麹ムロからでした。
写真は出てから撮影しました。
こちらで仕込みの時期には麹を作るそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1687684536010-4VKha4TAci.jpg?width=800)
で、次が本番の蔵です。
蔵の入り口がこちらです。
![](https://assets.st-note.com/img/1687684614107-R7sHAVdu9H.jpg?width=800)
こちらも最後に撮影しました。
というのも、入る時には店主さんが開け、一礼してから入ります。
このあたり、すでにお醤油の香りが。
入るとそれがさらに。
マスクをしていても、ですから、本当に香りに包まれている感じです。
では一礼して蔵の神さん、菌に感謝して入ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1687684787727-rE6QAXDJNN.jpg?width=800)
蔵の中には長年成長している桶が沢山並んでいます。
薄暗く、天井からの明かりがメイン。
色合いといい、いい味を醸し出しています。
お部屋の他はこんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1687684895124-7LeoTz8Ial.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687684916307-iwddq9Cx8k.jpg?width=800)
天保年間からですから、さすが味がある蔵ですね。
天井の明かりとりもまた良い感じです。
ご店主からは、これまでの蔵の歴史、なんでこの川越の街中で作っているのか、お醤油についてのご説明があります。
勉強になります。これだけでも参加した価値がありました。
この説明の中で、お店でマツコさんが貼ってあった理由もわかりました。
ゴマドレ、どうもマツコさんの番組で2回紹介されたそうです。
約2年前とのこと。
それはもう大変だったと。
そうですよね、伝統的な仕込みでつくった醤油を使っているので、量ができるわけではないですから。
2年前、まだテレビは絶大な影響力を持っていたのですね。
今だったらどうなんだろう。
で途中、ちょっとアクティビティ。
もろみの試食となります。
![](https://assets.st-note.com/img/1687685033817-BmAfrKJQ09.jpg?width=800)
もろみですから、二度付け禁止、といわれながらひとなめ。
美味しい。
塩分があるので、キュウリが欲しくなりました。
ちょうど店主さんから、「きゅうりはありません」と言われてしまいました。
読まれた?って感じでした。
あっという間です。
店主さんのお話、その人の好さそうなお人柄、ひきこまれました。
入口には仕込みの写真もありました。
これもゆっくり見たかったなあ、と思いましたが、もう蔵から出る時間です。
![](https://assets.st-note.com/img/1687685356864-G3yiiwXVan.jpg?width=800)
出てからも仕込みに使うものをご説明いただきます。
その前に、蔵に一礼して扉を閉めていらっしゃいました。
柔和なのに、筋の通った職人だな、と思った瞬間です。
さすがです。様がかっこいいです。
蔵を出たところでの説明
まずはフネと絞り袋
奥の白いところがフネ、手前にかかっているのが絞り袋です。
今はこれも使っているところは珍しいみたいです。
ちなみに、フネで絞った醤油は下に落ちるように設計されているそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1687685490609-iR9ELfEsLV.jpg?width=800)
絞った後の搾りかすは。
これも説明がありました。
今は家畜の飼料となっているそうです。
で、全部使い切っています。
とおっしゃっていました。
これで一通りの説明が終わり、入口へと戻ります。
20分と聞いていて、確かに時計はそうなっていました。
なのですが、時間がワープした感じでした。
面白かった。
是非参加してみてはいかがでしょう。
UNDERGROUND Ramen
説明も終わりお店を出たら13時半。
さすがにお腹もすきました。
焼きだんごだけですから。
なので、こちらも良いお醤油の香りのするラーメン屋さん、UNDERGROUND Ramenに立ち寄りました。
店のすぐです。
入口がこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1687686490227-8fTfRTCCPc.jpg?width=800)
営業日が限られています。
私は6月24日に訪れました。
次は、翌週30日(金)、1日(土)、2日(日)のようです。
訪れる方、営業日、時間を確かめて訪れてください。
メニューもシンプル
つけめんとラーメンの2種類、それぞれ濃厚とライト。
後はまぜそば だけです。
私は蔵を見た後ですので、シンプルに醤油を味わいたかったので、ラーメンライトにしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1687686649699-Xv6o8cwY5s.jpg?width=800)
この澄んだ、お醤油色のスープが良いですね。
チャーシューは2種類、メンマ、味玉、なるとにノリです。
ではスープをいただきます。
美味しい。
醤油と魚介の味わいが口に広がります。
雰囲気は、そばのかえし、です。
そばは鰹節だけですが、こちらは魚粉でしょうかが入っていて風味も強い感じです。
お醤油味も風味もあって、美味しいです。
2種類のチャーシュー。
1種類は油というより肉にくしい感じで、噛み応えがあり、噛めば噛むほどうま味が広がります。
もう1種は、脂身のうまみも味わえる感じです。
これまた美味しい。脂のとろける感じと、部位の違うお肉の味わい。
なくなるのが残念なぐらい。
麺はモチモチで、こちらも噛み応えがあり、1杯食べると大満足のラーメンでした。
あまりラーメンを食べない私でも、これならまた食べてもと思えるラーメンでした。
しかも、暑い日で、歩いた後には本当に良いラーメンです。
川越まつり会館
時間はすでに14時。
少し散策して帰ろうと菓子屋横丁をまわり、川越まつり会館を見ながら、駅にもどります。
すみません、ちょっと歩き疲れたので中は見ませんでした。
ですが、ラッキーなことに裏では山車が1台はできあがっていて見学でき、もう一台はちょうど組み立てているところに遭遇しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1687687717282-xQi1n2jLuo.jpg?width=800)
来月がお祭りのようですね。
この時期、私の郷里でも祭りの太鼓の練習、山車の準備が行われているので、なんか懐かしさを覚えました。
今は季節感が乏しくなりましたが、季節感を感じる行事って良いものですね。
なつかしさといえば、会館の裏、井戸が残っていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1687687820402-BKbnIxUmjk.jpg?width=800)
使用不可なようです。
ですが、このタイプの井戸ももう少ないですね。
すでに知らない方も多いかと。
短い時間でしたが、楽しい旅になりました。
私はこのような歴史を感じて、歴史を見て、体感できるところが好きなので大満足です。
表通りは観光向けすぎて、あまり好きではありませんが、このような感じが残っているっていいですね。
今は好まれないのもわかっていますが、それでもできるだけ残していただきたいものです。
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