見出し画像

固める反射と原始反射のお話

こんにちは!
月雪花の さいとう けいこ です(*´꒳`*)

本日は、私の大好きな梅田幸子さんの
『才能を開く根っこを育てる「反射の統合」と「ネガティブ感情のリリース」研修』(以下、研修とします)にまつわるお話です。

私が研修に参加したのが2019年3月でした。
そこから1年3ヶ月。
当時の思いや感想、統合ワーカーになろうと思うまでを数回に分けてお話していきたいなと思います。

本日の目次
・固める反射、原始反射とは?
・原始反射ってどんなもの?


○固める反射、原始反射とは

固める反射とは、簡単に言うとお母さんのお腹の中で無事に生き延びる為の思考を介さない動きです。
例えば妊婦さんが転んでしまっても、お腹の中で赤ちゃんはギュっと身を固めて衝撃をのがします。また、自分に害になりそうな物質がへその緒から入って来ないよう固まって防御したりします。

そして原始反射とは胎児から乳幼児期に無事に生き延びる為の、思考を介さない動きです。
種類は沢山ありますが、おっぱい飲むとか、首を傾けたら身体も捻るとか手足が連動するとか。赤ちゃんの手のひらに指を乗せるとギュっと握ってくれる、あの可愛い仕草も反射なのです♪

条件反射のように大人になっても必要なもの(転びそうな時とっさに手を出すとか)もありますが、原始反射は基本的に成長と共に身体機能として統合されて表面上は消えてなくなったように感じるものです。

だがしかし。
実際にはこの原始反射が大人になっても表面上にがっつり残ってしまって、それが生きづらさに繋がっている人が沢山いるんです。まさに私もその1人。

例えば、固める反射がお腹の外に出てからもずっと残っているとどうなるか?

お腹の中という『安全な場所』が全く無い状態なので、自分以外(極論は空気すらも)全て『外部からの衝撃』になります。

物理的な人、物、空気、水だけじゃなく、言動、気持ち、空気感などの精神的な部分にも影響を受けて「固まってやり過ごす!」という反射が起きてしまう。反射は無意識なので、自分では全く気が付きません。

私はよく「近寄りがたい」とか「壁を感じる」と言われがち。実際話すとそうでも無いのにね〜、とよく言われてきました。もし同じような人がいたら、それはもしかすると、固まってやり過ごし、壁を作って離れて安全確保してるだけかも知れません。

○原始反射ってどんなもの?

原始反射と一括りにお話してきましたが、実際どんなものがあるのでしょうか?
ここでは代表的な反射について、簡単にまとめてみました。

①モロー反射
お腹の中で始まり、生後6ヶ月くらいで統合すると言われる反射。闘争・逃避反応。
赤ちゃんは、突然大きな音が聞こえたり急に頭が傾いた時などに、パッと体を広げてその後ゆっくりと体を丸めるという動きをします。これがモロー反射です。
モロー反射は常に臨戦態勢。アドレナリンが出っ放しなので疲れます。

②手掌把握反射(パーマー反射)とバブキン反射
手の反射。バブキン反射は口の動きと連動しています。パーマー反射は前述した赤ちゃんが指を握ってくれるやつです。

③吸啜・探索反射(吸啜反射と略される事が多い)
きゅうてつ反射と読みます。おっぱいを飲むための反射です。
大人でも残存率が高い反射で、集中している時に口がモゴモゴ動く・口が突き出る・食いしばる等、意外とあるあるです。歯ぎしりなんかも吸啜反射が活性化している場合あり。

④バビンスキー反射と新生児プランター反射
足の反射。バビンスキー反射は足指を反らせる動き。新生児プランター反射はサムネ画像のように足指を丸める動きです。

⑤ATNRとTLR
首の反射。ATNRは首の左右の反射で、TLRは上下の反射です。
元々は産道を通って無事に産まれる為に必要な動きで、頭と体・神経を守る為に必要な反射です。首の動きと体が連動します。

⑥脊髄ガラント反射
背中・背骨・お尻の動きが連動する反射です。これも産道を通る時に必要な反射。
脊髄の片側を撫でると同じ側のお尻が持ち上がるような動き。
これが残存していると、椅子の背もたれが苦手・ズボンのベルトが苦手・腰パンする・洋服のタグが苦手・おねしょ等、様々な症状がみられます。

以上、代表的な原始反射でした。


そして、『固める反射』が強いほど、これらの原始反射も残存率が高くて活性化しやすい傾向があります。

私自身、この固める反射が強く残っていた一人なのです。

実際、反射自体は決して悪者ではありません。むしろ生き延びる為に必要だったものです。ただ上手に統合できなかっただけ。

統合していなくても、大人になった私達は力技でどうにか出来てしまいます。
例えば、椅子に座る時に普通に座らずに胡座の方が楽だという人がいたとして、そんな人でも職場でスーツ着て仕事する状況だったら無意識に我慢して普通に座るのです

そういう自覚しているようでしていないちょっとした我慢・ちょっとした違和感・ちょっとした努力、反射が多ければ多いほどそこに消費するエネルギーが膨大になるのです。

だから疲れやすいし体力もない。
メンタルも弱かったけど、そもそも体も弱かった私。

次回からは、そんな私が幸子さんの研修に出会って実践して、気づいた事や変化した事などをお伝えします♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?