さびしいきもち
理由も見あたらないような、何とは無しのさびしい気持ちになって。金子みすゞさんにでもなったように、ぽつんとしています。
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さびしい気持ちは
タンポポのわたげのように飛ばしたい
口をすぼめてフゥと息をふきかけたら
春の風に乗って
青い空に飛んでいくでしょう。
さびしい気持ちは
線香花火のように
はじけてゆくのを眺めたい
夜の闇の中にパチパチと
火花になって溶けてゆくでしょう
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早く春になるといいのにな、と思います。さびしい気持ちは、こんな冬の日にはどうやったら飛んでいくんでしょうね。そういえばのNHK100分de名著、今月は金子みすゞ詩集です。録画したのを後で見ようと思います。
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